【日産 リーフ 新型】坂本副社長「低重心でスポーツカーに負けない性能を持っている」

日産自動車の坂本秀行副社長
日産自動車は9月6日、千葉県の幕張メッセで電気自動車『リーフ』の新型車を発表した。その最大の特徴は航続距離が旧モデルより40%伸びて400kmになったことだが、開発担当の坂本秀行副社長によると、それだけではないそうだ。

坂本副社長は初代リーフの開発も担当し、発売した瞬間から2代目の車をどのようにしようかと考えていた。その中で一番大きな問題だったのがコストだったという。

「長い航続距離にしても、ハイパワーにしても、当時はそこがネックになっていた。そこで、大学や国の研究機関と航続距離を長くするために必要な要素の研究について基礎的なことからかなり行った。初代リーフを出した後、外からはじっとしているように見えたかもしれないが、内部ではずっと基礎的な研究開発を行っていた」と坂本副社長は話す。

その結果、バッテリーが放電する時に電極内部で起きている現象をかなり理解できるようになった。また、バッテリーの耐久劣化についても、そのメカニズムが分かったという。これによって、バッテリーが保持できるエネルギー密度を飛躍的に上げることができ、寿命も大幅に伸ばすことができた。

そしてもう一つ大きかったのが、『ノートe-POWER』で使っているモーターやインバーターなどをかなり共用したこと。この量産効果でコストを下げることができた。航続距離が大幅に伸び、価格がプロパイロットなどの先進技術を満載したにもかかわらず旧モデル並みにできたのにはそんな理由があった。

しかし、リーフの特徴はそれだけではなかった。「運転してストレスを感じないシームレスな加速、ここが車としても誇れる点だと思う。さらに低い重心を利用した旋回性能、コラが非常に高く、スポーツカーにも負けない性能を持っている。高い運動性能をエコな車で実現できた」と坂本副社長は自信満々に話す。

これからも日産は電気自動車をいろいろと出していくが、ただ走ればいいというだけの電気自動車ではなく、電気自動車ならではの特性を生かした運動性能の高いものを出していく方針だ。これによって、日産は電気自動車のトップメーカーとしての地位を維持しようと考えている。


(レスポンス 山田清志)

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