【マツダ CX-8】チーフデザイナー「国内最上位SUVにふさわしいデザインに挑戦した」

マツダ CX-8 発表会
マツダが9月14日から予約受注を開始した3列シートの新型SUV『CX-8』のチーフデザイナーを務める諌山慎一氏は「マツダにとって国内最上位SUVにふさわしいデザインに挑戦した」と語る。

なかでも「一番のポイントは3列目まで大人の方にしっかりと座って頂けるパッケージを持たせながら、伸びやかで美しいプロポーションを両立させた」と諌山氏は明かす。

というのも「通常の3列シート車は箱っぽいキャビンで、左右を立てたり、後ろまで箱っぽく造ることで、とにかくキャビンが広いという見せ方をするが、我々はあえて逆の手法をとっている」からだ。

具体的には「ぱっと見た時に3列目まで人が乗るデザインには見えないようにまとめている。Dピラー部分を少しなだらかに降りていったり、下から跳ね上げるようなライン使いをしている。またルーフとドアパネルの合わせ目部分を四角く造るのではなく、削いでいる。削ぐことによって前や後ろから見た時にキャビンが厚ぼったくならないように細かなチューニングをしている」と諌山氏は解説する。

また「CX-8は『CX-5』に比べてホイールベースが230mm長いが、単純に長くするとダックスフンドみたいに間延びしたデザインになってしまうが、そうならないようボディパネルを繊細な造形でつないでいる。そうすることで、パッと見た時にはシンプルだけど間延びしたようには見えない、絶妙な緊張感を持たせることでバランス良く感じて頂けるように造り込んだ」とも。

一方、インテリアでは「ただ広い、大きい、ゴージャスといった今までの既存の価値観ではなく、マツダらしい『走る歓び』や『所有する歓び』といったものを感じて頂ける空間造りを行っている」という。

さらに「今回、特に本物の素材使いという点にもこだわりを持ってデザインを行った。使い込むほどに味わいを感じて頂ける本物の素材、滑らかな手触りを感じて頂けるナッパ―レザーのシートや、リアルなウッドを使った加飾パネルなど、温か味や手仕事による風合いを感じて頂けるインテリアになっている」と強調した。

このうち最上級グレードのインパネやドアトリムなどに使われている本杢パネルは「マツダが国内モデルに本物の木を採用するのはユーノス『コスモ』以来。それぐらい久しぶりの話で、相当こだわりがあった」とのことだ。


(レスポンス 小松哲也)

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