【スーパーフォーミュラ 第6戦】新人ニック・キャシディが初ポール獲得…近藤真彦監督のKONDO RACINGは今季2度目

左から予選2位の関口、ポールのキャシディ、3位のガスリー。
全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)第6戦の公式予選が23日、宮城県のスポーツランドSUGOで実施され、近藤真彦監督が率いるチームで走る今季の新人、ニック・キャシディが自身初ポールポジションを獲得した。KONDO RACINGは今季2度目のポール獲得。

朝9時からのフリー走行開始時、雨はほぼ上がっていたが路面はウエット状態。レインタイヤでの走り出しから、次第に路面が乾いていき、セッション終盤にはドライタイヤで走行するマシンの姿が見られるようになる。そして午後1時15分開始の3段階ノックアウト予選はドライコンディションで迎えることとなった。

トヨタ勢が優勢な雰囲気、なかでもトムス(TOM'S)、インパル(IMPUL)といったチームの好調が光るなか、#3 N. キャシディ(KONDO RACING/トヨタ)はQ1が8番手、Q2が7番手での通過と、予選途中まであまり目立つ存在ではなかった。しかし最後のQ3で新コースレコードとなる1分04秒910をマークし、トップに立ってみせる。コースが短いこともあり最終的にはトップ5が0.180秒差にひしめくなか、#3 キャシディは自身初ポール獲得を決めたのだ。

ポール会見、日本語で「アリガトウゴザイマス」と切り出したキャシディは「今年はずっとマシンの調子が良かったんだけど、前戦オートポリス、そして昨日の走行でも僕たちは苦しんでいた。でも、その原因が昨日の夜に分かったんだ。マシン(のセッティング)を変えて、今日はいい調子で走れた。予選を進めるなかでのマシンの調整もうまくいったと思うし、最後のアタックも完璧だった。本当に最高の気分だよ」と喜びを語っている。

これで今季SFは6大会7レース目にして、シーズン7人目のポールシッター誕生となった。近藤真彦監督のKONDO RACINGにとっては今季2度目。今季のKONDOは、15年全日本F3王者の#3 キャシディと16年同王者の#4 山下健太という新人コンビで戦っており、第4戦もてぎの#4 山下に続いて“両新人ポール獲得”の快挙達成となった(#4 山下は今回予選17位)。

#3 キャシディは決勝に向けて、「明日朝のフリー走行で決勝のためのセットアップを進めることも大切だし、スタートも重要だ。ステップ・バイ・ステップでいきたい」との決意を語っている。SUPER GTでは既にGT500クラス優勝経験もあるニュージーランド出身23歳の気鋭キャシディ、明日はSF初優勝を冷静なスタンスで狙っていく。

0.078秒差の予選2位は前年のSUGO戦ウイナーである#19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ)。「ポールが獲れなかったのは悔しいです。でも2番手なら(レースに向けて)わるい位置ではないので、明日は精一杯頑張ります」と逆転を期す。3位にはホンダ勢で唯一Q3に進出した新人#15 P. ガスリー(TEAM MUGEN/ホンダ)が入って予選自己最高位。こちらは明日の決勝で3連勝を目指す。

予選4~8位は以下の通り。マシンの仕上がりが良さそうな選手、チームも多く、激戦になりそうだ。

4位 #36 A. ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM'S/トヨタ)
5位 #18 小林可夢偉(KCMG/トヨタ)
6位 #20 J. マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ)
7位 #37 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM'S/トヨタ)
8位 #2 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING/トヨタ)

68周、250kmの決勝レースは明日(24日)の午後2時10分にフォーメーションラップ発進予定。ポイントリーダーの#2 石浦が予選8位という微妙な位置にとどまったこともあり、今大会の結果次第では最終戦に向けての選手権争いの状況が大きく動く可能性も出てきている。いつも以上のタイトなレース展開が予想されるところだ。

(レスポンス 遠藤俊幸)

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