スバル、北海道のテストコースを刷新…アイサイトを進化

スバル美深試験場。新設された高度運転支援技術の開発に向けたテストコース
SUBARU(以下スバル)は北海道・美深試験場に高度運転支援技術の開発に向けたテストコースを新設、10月20日報道陣に披露した。

スバル研究実験センター美深試験場(北海道中川郡美深町) は、冬季の雪上試験を目的に1995年に開設された試験場だ。総敷地面積361ヘクタールの中に、寒冷地走行試験のためのコース、高速周回路やハンドリング路で様々なテストを行ってきた。

運転支援システム「アイサイト」をさらに進化さめるために、スバルは美深試験場のコースを約30億円かけて改修、「高速道路のカーブ」「高速道路の分流や合流」「市街地を想定した交差点」などを新設したほか、従来からあった高速周回路や氷結路などもリニューアルし、リアルワールドの走行状況などを再現し、高度化していく運転支援技術の開発を進める。

2020年には、従来のアイサイトのステレオカメラにわずかなデバイスを追加し、自動車線変更機能などを実現するという。基幹となるアイサイトをレーダーで補完し、デジタルマップやGPSなどを活用して実現するそうだ。そのためにもクローズドコースで徹底的にテストを行った後に、リアルワールドの複雑な環境の中に持ち込むという。

車両研究実験第1部部長兼、車両研究実験第4部部長兼、スバル研究実験センター長の藤貫哲郎氏は「今までは美深も使いながら、ほかのテストコースや仮設の設備でも実験を行っていたが、美深が新しくなったことで、より集中して実験できる。より現実に近いテストができることで、実験成果がそれほど遠くないタイミングで実車に反映されるとを期待している」と語った。

また、美深試験場内に所有する森林を整備・保全する「SUBARUの森」活動に着手、地元自治体や地域社会と連携し、社会貢献活動を展開していく。試験場が整備されたことで、この活動も強化するとのことだ。

(レスポンス 雪岡直樹)

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