【東京モーターショー2017】パイオニアが近未来の車生活を彩る先端技術の数々を展示

【東京モーターショー2017】パイオニアが近未来の車生活を彩る先端技術の数々を展示
パイオニアは、10月25日に開幕した「第45回東京モーターショー2017」にて、コンセプトモデルや、実用間近な開発中の製品、さらには新たなサービス等々、近未来のカーライフを彩る最先端技術の数々を展示した。

◆パイオニアの技術があれば、自動運転生活はもっと安全に、もっと楽しくなる。

ハイグレードAV一体型ナビ『サイバーナビ』や、使いやすさが際立ったスタンダードシリーズ『楽ナビ』等のカーエレクトロニクス製品を多数「カロッツェリア」ブランドからリリースしているパイオニア。同社のブース(東8ホール、小間番号:E8303)の見どころを、的を絞ってリポートしていこう。

ズバリ目玉は、ブースの中央に設置された、「コンセプト・コックピット」(参考出品)だ。当機では、一般道での自動運転レベル3以上を想定した安心・安全機能やエンタテインメント機能を体験可能だ。実用化がすぐそこまでに迫ってきている自動運転レベル3の世界において、同社の技術がどのように力を発揮するのかを、リアルに知ることができるのだ。

当機の運転席に乗り込みシミュレートがスタートするとまずは、メーターパネルに自身の呼吸数、心拍数、まばたきの回数が表示される。自動運転レベル3では、自動運転が困難になったときには運転の主体がドライバーに受け渡されるのだが、それが可能なのか、つまりドライバーが運転できる状態にあるのかを車両側が把握する必要がある。そのための「ドライバーモニタリングシステム」が搭載されている、というわけだ。

シミュレートが進行し高速道路に入ると、自車がどのレーンを走っているのかを車両側が正確に把握していることを見て取れる。これは、『サイバーナビ』で確立しているカロッツェリアならではの高い自車位置把握技術がベースとなって実現されるものだ。そして自動運転が実行された後には、障害物を避けるための的確な車線変更の様子もデモされる。これは、初公開となる、MEMSミラーを用いた走行空間センサー「3D-LiDAR(ライダー)」によって障害物検知が行われ、さらには前方の事故車の情報等を「車車間通信」で取り入れることで可能となる動きだ。

また、「3D-LiDAR」で取り込んだ情報に音楽をシンクロさせるという斬新な車内エンタテインメントも体験可能。遊び心も付加されているあたりは、さすがは車載音響機器メーカー、と言ったところだ。

◆「レーザースキャンHUD」は、視認性が大幅に向上。

「コンセプト・コックピット」では、「レーザースキャンHUD(ヘッドアップディスプレイ)」(参考出品)の使い心地も体感できる。こちらは、同社の従来型の「HUD」を進化させたものであり、進化ポイントは、より高輝度・高コントラストとなり色純度が高められているところ。また、照射側のユニットは車両側に埋め込まれ、スクリーンはクルマのフロントガラスを使用する(表示はフロントガラスの前方に映し出されているように見える)。つまり、後付けユニットではなく、最初から車両の機能として搭載されているタイプとなっていた。

「コンセプト・コックピット」以外では、「フレキシブル有機ELテールランプ&ターンシグナル」(参考出品)も見どころの1つ。この有機ELテープの最大の特長は、“曲げられる”ことにある。面発光タイプであり、かつ、薄型・軽量でもあるので、テールランプやターンシグナルに活用しようとするときの、デザインの自由度が高い。展示されていたテールランプのプロトタイプはかなり斬新な形状で仕上げられていて、来場者の目を引いていた。

さらには、メインステージでは、これまで同社が培ってきた技術やノウハウを用いて実現する“自動運転時代の安心、快適なカーライフ”が紹介されていた。こちらでは、近未来の自動運転社会に向けてパイオニアが開発しているさまざまな“新(真)価値”の提案が確認できる。

また、9月に発売されたばかりの新型『サイバーナビ』および、10月に発売されたばかりの新型『楽ナビ』に触れられるのもうれしい。スタッフの詳しい製品説明を聞きながら、各機の利点をチェック可能だ。

同社が提案する近未来の車生活の一端を体験してみたいと思ったら、東8ホールのパイオニアブースまで。

(レスポンス 太田祥三)

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