【新聞ウォッチ】東証バブル崩壊後最高値、 周回遅れのホンダも連日高値を更新

東京証券取引所
気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。


2017年11月8日付

●てるみくらぶ社長逮捕へ、銀行の融資2億円詐欺容疑(読売・1面)

●日産車、トップ10陥落(読売・8面)

●「サウジ不安」原油上昇、協調減産の延長観測も後押し(読売・9面)

●日産不正、増産で加速、検査員試験漏洩も、第三者調査(朝日・1面)

●車大手の無期限回避問題、空白期間の変更理由を調査(朝日・3面)

●三菱自、483億円黒字、中間決算(朝日・6面)

●「あおり事故」契機、ドラレコ付き保険脚光、衝撃感知し自動通報(毎日・7面)

●41地域図柄ナンバー導入、来月10月から(毎日・26面)

●「世界最高加速」スーパーカー並みEV、大阪の技術系派遣会社開発(東京・7面)

●日経平均周回遅れの高値、バブル崩壊後最高2万2937円、企業、海外で稼ぐ力、国内構造改革進まず(日経・1面)

●トヨタ、一転増益に、今期純利益6%増、円安で採算改善(日経・1面)

●EV電池次世代の先まで、サムスン「空気電池」開発、航続距離2倍に(日経・2面)

●「2つのヤマハ」が連携、中小向けIoT参入(日経・17面)

●輸入車販売数10月7.5%増、3か月連続前年超え(日経・17面)


ひとくちコメント

東京株式市場で日経平均株価が、前日比389円高の2万2937円まで上昇し、1992年1月以来の高値をつけたという。バブル経済崩壊後の1996年6月につけた高値(2万2666円)を25年10か月ぶりに更新したそうだ。

きょうの各紙も1面などで「東証バブル後最高値、終値2万2937円」(毎日)などと大きく報じている。日経は1面トップで「日経平均周回遅れの高値」とのタイトルで「海外株の上昇に比べると『周回遅れの高値』の印象は否めない」としている。その背景には「米国や中国ではIT(情報技術)企業が市場をけん引。日本は構造改革が遅れ、企業の新陳代謝が進まない」と分析している。

この日、2018年3月期の中間決算を発表したトヨタ自動車は、今期の連結業績予想では、本業のもうけを示す営業利益を前期比0.3%増の2兆円に上方修正。2年連続の減益としていた従来見通しから一転して増益となるものの、為替相場が想定よりも円安水準で推移しているためで、記者会見で永田理副社長も「実力としてはまだまだ」と厳しい表情で語った。

日経平均株価はほぼ4半世紀ぶりの高値とつけたが、自動車関連銘柄をみても、円安基調で企業の好業績はすでに織り込み済み。トヨタの終値は前日比でわずか14円高の7183円、スズキも5円高の6320円、無資格検査問題で揺れる日産自動車も2.5円高の1111円と小幅な値動きで、スバルは逆に33円安の3778円と下落した。

こうしたなか、出遅れ感が強かったホンダは11月1日の決算発表で上方修正後に株価も上昇し、年初来高値を更新したが、終値は8円高の3837円。ホンダ以外では年初来高値を更新したのはいすゞ自動車や部品関連ではデンソ―、NOK、ケーヒンなどだった。

(レスポンス 福田俊之)

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