愛知製鋼、自動運転車の自車位置を特定するシステム向けに超高感度磁気センサーを開発

愛知製鋼が開発した超高感度磁気センサー「MIセンサー」
愛知製鋼は滋賀県東近江市の道の駅「奥永源寺渓流の里」で国土交通省が実施する自動運転サービスの実証実験に、超高感度磁気センサー「MIセンサー」を応用して自車位置を高精度に検出する新技術「磁気マーカシステム」を提供したと発表した。

MIセンサー方式の磁気マーカシステムは、車両底部に取付けたMIセンサモジュールが走路に沿って敷設した磁気マーカの微弱な磁力から、自車位置を高精度に計測する自動運転支援システム。車両が磁気マーカ上を通過するようにステアリングを自動で制御する。

トンネル内や高架橋下など、GPSの電波が取得できない場所や、画像処理では夜間や悪天候下における信頼性が確保できない場合でも磁気マーカシステムなら安定して自車位置を特定できる。

同社は今回の実証実験に向けてMIセンサーを開発し、従来の携帯電話用の100倍の高感度化を図った。磁気マーカには低磁力、安価で環境にも優しいフェライトプラスティック磁石を採用した。

磁気マーカシステムは、走路への磁気マーカを設置するインフラ整備コストが課題だが、今回、NIPPOと共同で専用の施工機械を開発、コスト低減を図っている。

今回、先進モビリティの自動運転バスにMIセンサーを使ったモジュールを取付けて実験するもので、公道での磁気マーカシステムを用いた実証実験は国内で初めて。

同社では今後、実証実験を通じて安全な自動走行を支援するシステムとして次世代公共交通システムへの貢献を目指す。加えて次世代モビリティ・スマート社会に貢献するMIセンサーの新用途開発を進める。

(レスポンス レスポンス編集部)

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