トヨタの「モバイルピザ工場」、ミライの燃料電池パワートレインをタンドラに移植…SEMA 2018

トヨタ・タンドラ・パイ・プロ
トヨタ自動車の米国部門は、SEMAショー2018において、大型ピックアップトラックの『タンドラ』に『ミライ』の燃料電池パワートレインを移植したカスタマイズカー、『タンドラ・パイ・プロ』(TUNDRA PIE PRO)を初公開した。

タンドラ・パイ・プロは、トヨタモータースポーツテクニカルセンターと大手ピザチェーン、「ピザハット」が共同開発したワンオフモデルだ。その荷台には、全自動のピザ製造マシンが搭載されており、注文を受けてから約7分で、ピザを焼き上げることができる。

タンドラ・パイ・プロの全自動ピザ製造マシンは、キッチン、冷蔵庫、コンピューター制御のロボットアーム、高性能コンパクト設計のオーブンで構成される。キッチンのすべてのコンポーネントには、水素燃料電池の電動パワートレインによって、電力が供給される。

オーブンで焼き上げられたピザは、ロボットアームが取り出し、6ピースにカットされる。これを箱に入れて、お客に渡す。トヨタは、タンドラ・パイ・プロはどこでもパーティーが開催できるゼロエミッションのモバイルピザ工場、としている。

(レスポンス 森脇稔)

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