


国内最高峰レースシリーズのひとつ、SUPER GTが三重県の鈴鹿サーキットで開幕。 話題の中心は日産が満を持してデビューさせたニューマシン「GT-R」。この新たな強敵に対してトヨタ、 ホンダ勢がどう立ち向かうかにレースファンの注目が集まった。

天候:晴れ 気温:17度 路面温度:30度
SUPER GTでは、土曜日に2回の予選セッションが設けられる。午前中は全てのレースカーが出走し、ラップタイムでそれぞれのクラスごとの順位を決定。そ の中からそれぞれのクラスのトップ10台が午後に行われる2回目の予選セッションに進出、1台ずつタイムアタックを行う“スーパーラップ”でスターティンググリッドを決定する仕組みになっている。
雨の金曜日から一転して好天となった土曜日、GT500クラスではいきなりMOTUL AUTECH GT-R 22号車を筆頭としたGT-R勢がトップ3。4番手以下、PETRONAS TOM'S SC430 36号車、ZENT CERUMO SC430 38号車、このほかGT-R1台とNSX4台がスーパーラップ進出を決めた。スーパーラップでもGT-R勢の速さは冴え、トップ3をがっちりとキープ、36号車がトヨタ勢の最上位である4番グリッドを得た。GT300クラスでは1回目トップのプリヴェKENZOアセット・紫電 2号車がポールポジション。期待のルーキーコンビで開幕に臨むライトニング マックィーン apr MR-S 95号車は11番手につけた。
総合トップはデビュー戦のGT-Rが奪取
独特のフォルムが人気の紫電がGT300のトップ

天候:晴れ 気温:19度 路面温度:33度
決勝日も好天に恵まれ、例年よりも若干気温が高い中でスタートを迎えた。52周で行われた決勝レース、トップでチェッカーフラッグの下をくぐりぬけたのは XANAVI NISMO GT-R 23号車。MOTUL AUTECH GT-R 22号車が続きGT-Rがデビュー戦をワンツーフィニッシュで飾った。予選2番手からスタートした23号車は、22号車を射程圏内に捕らえたままで22周目にピットインしドライバー交代、給油、タイヤ交換を行いコースへ復帰。その1周後にピットアウトしてきたトップの22号車のタイヤが十分に暖まる前に、23号車はヘアピンコーナーで周回遅れのマシンを利用してトップを奪った。3位にはPETRONAS TOM'S SC430 36号車が入り、GT-Rの表彰台独占を食いとめた。しかし、2台のGT-Rと3位以下のタイム差は大きく、性能差を見せつけられることとなった。ところで、今回は気温が予想以上に高くなりタイヤへの負担が大きいレースとなったが、タイヤの減りをうまくコントロールしながら後続を抑えきった36号車ドライバーの高度なテクニックが光った。
GT300クラスは、ポールポジションスタートのプリヴェKENZOアセット・紫電 2号車をORC雨宮SGC-7 7号車が追う展開。レース折り返しの26周目に7号車がピットストップ。31周目にトップの2号車がピットアウトした時点のタイム差はわずか3秒。39周目にはついに7号車が逆転し、最後は14秒差をつけてRX-7に2年ぶりのクラス優勝をもたらした。ライトニングマックィーン apr MR-S 95号車は、他車との接触で一度は順位を大きく落としたものの、粘り強い走りで13位完走を果たした。
GT-R同士の白熱バトルにスタンドが沸いた
クリーンなファイトで逆転を果たしたRX-7
脇阪/ロッテラー組のSC430が一矢を報いた

| 順位 | No. | 車名 | ドライバー | タイム |
| 1位 | 23 | XANAVI NISMO GT-R | 本山哲/B.トレルイエ | 1:44'03.977 |
| 2位 | 22 | MOTUL AUTECH GT-R | M.クルム/柳田真孝 | +0'00.854 |
| 3位 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 | 脇阪寿一/A.ロッテラー | +0'25.551 |
| 4位 | 38 | ZENT CERUMO SC430 | 立川祐路/R.ライアン | +0'32.757 |
| 5位 | 34 | WOODONE ADVAN Clarion GT-R | J.P.デ・オリベイラ/荒聖治 | +0'47.966 |
| 6位 | 35 | 宝山 KRAFT SC430 | 片岡龍也/P.ダンブレック | +1'12.218 |
| 順位 | No. | 車名 | ドライバー | タイム |
| 1位 | 7 | XANAVI NISMO GT-R | 本山哲/B.トレルイエ | 1:45'39.045 |
| 2位 | 2 | プリヴェKENZOアセット・紫電 | 高橋一穂/加藤寛規 | +0'14.827 |
| 3位 | 26 | ユンケルパワータイサンポルシェ | 谷口信輝/山路慎一 | +0'31.416 |
| 4位 | 81 | ダイシン ADVAN Z | 青木孝行/藤井誠暢 | +0'33.011 |
| 5位 | 43 | ARTA Garaiya | 新田守男/高木真一 | 1LAP |
| 6位 | 77 | クスコDUNLOPスバルインプレッサ | 山野哲也/佐々木孝太 | 1LAP |
| 13位 | 95 | ライトニング マックィーン apr MR-S | 平手晃平/国本京佑 | 1LAP |
※詳しくは公式サイトhttp://supergt.net/をご覧下さい。



