SUPER GT レビュー 2008

第2戦 2008年4月13日 OKAYAMA GT 300km RACE

波乱のレースでGT-Rが連勝!  トムスSC430は4位と善戦!!

雨の岡山・決勝の模様

第2戦の舞台は岡山県美作市の岡山国際サーキット。開幕戦で衝撃的なデビューウィンを飾ったGT-Rを筆頭に様々なレースカーが、SUPER GT特有の性能調整(イコールコンディションを保つための施策)を受けたこともあり、底知れぬGT-Rの勢いを止めるマシンが現れるかに注目が集まった。

予選レポート

【1回目】天候:晴れ 気温:15度 路面温度:23度 【2回目】天候:晴れ 気温:21度 路面温度:31度

好天の予選1回目では、やはりGT-Rによるトップ争いが展開された。中でも勢いがあったのはカルソニック IMPUL GT-R 12号車。前回レース1周目にスピンして下位に沈んだためにハンディウェイト(順位に応じて搭載される)がなく、この速さは予想通り。2番手には同じく開幕戦で下位を喫したARTA NSX 1号車が割って入った。午後の予選2回目のスーパーラップで1番時計を刻んだのは開幕戦を制して重量が105キロ増(特別調整50キロ+ハンディウェイト55キロ)となったXANAVI NISMO GT-R 23号車。2番手はARTA NSX 1号車、1回目トップの12号車は3番手。前回3位で重量が60キロ増(性能調整40キロ+ハンディウェイト20キロ)のPETRONAS TOM’S SC430 36号車はトヨタ勢トップの10番手タイムを記録した。

GT300クラスでは、ARTA Garaiya 43号車がトップタイム。2番手はMOLAレオパレスZ 46号車、3番手はJIMCENTER DIXCEL ADVAN F430 11号車が獲得。期待のルーキーコンビのライトニング マックィーン apr MR-S 95号車は、マシンの調整が決まらず15番手のポジションから追い上げを狙うことに。

GT500のGT-R地を這うというより、空を飛ぶかのようなGT-R

GT300のガライヤガライヤは日本製の本格的スポーツカー

決勝レポート

天候:曇/雨 気温:18度 路面温度:25度

スタート前の予報では、午後からの降水確率は50%。“もしかしたら”の天候が今回のキーポイントだった。午後1時半頃にグリッドにレースカーが並べられた時点のどんよりとした空模様は明らかに雨を予感させた。午後2時、82周の決勝レースがスタート。ポールスタートのXANAVI NISMO GT-R 23号車はいきなりハイペースで後続を引き離しにかかる。PETRONAS TOM’S SC430 36号車は1周目に先ずは9番手へ。しばらくの間、上位は予選順位のままで周回が続く。22周目、ぽつぽつと雨粒が落ち始めた。路面を完全に濡らさないまでも非常に滑りやすいコンディションとなり順位変動が激しくなる。そんな中、36号車は6位まで浮上。40周を目前に各車ルーティン(ドライバー交代、タイヤ交換、燃料補給)のピット作業が始まった。中には雨が降り出すのを待ってか、ピットインを遅らせる戦略をとるチームもあり、一時はEPSON NSX 32号車がトップに立つ。しかし、全車がピットアウトした時点でトップは再び23号車に。しかも、2位との差はなんと17秒、GT-Rの連勝ムードが漂うが、36号車のアグレッシヴな追い上げがギャラリーを沸かせた。52周目にREAL NSX 17号車をパス、その後、23周に渡るバトルの末に32号車をオーバーテイクし4番手に。レース終盤、再び小雨が降り出したが上位陣に変動はなく、XANAVI NISMO GT-R 23号車が開幕2連勝。カルソニック IMPUL GT-R 12号車に続いてARTA NSX 1号車が昨年王者の意地を見せた。

GT300クラスは予選1位のARTA Garaiya 43号車が今季初優勝。天候悪化もあって4WDのクスコDUNLOPスバルインプレッサ 77号車が10番手から猛烈な追い上げで3位。ライトニング マックィーン apr MR-S 95号車は12位でレースを終えた。

安定した走りのGT-R今回も23号車の前を走るマシンはいなかった

混戦のGT300混戦のGT300クラスも見どころが満載

雨の中スタンドを埋めるファン雨の中、数万のファンが最後まで声援を送った

リザルト

GT500 上位
順位 No. 車名 ドライバー タイム
1位 23 XANAVI NISMO GT-R 本山哲/B.トレルイエ 1:44'03.977
2位 12 カルソニック IMPUL GT-R 松田次生/S.フィリップ +0'02.506
3位 1 ARTA NSX R.ファーマン/伊沢拓也 +0'30.920
4位 36 PETRONAS TOM'S SC430 脇阪寿一/A.ロッテラー +0'33.310
5位 32 EPSON NSX L.デュバル/平中克幸 +0'35.517
6位 35 宝山 KRAFT SC430 片岡龍也/P.ダンブレック +0'58.030
GT300 上位
順位 No. 車名 ドライバー タイム
1位 43 ARTA Garaiya 新田守男/高木真一 2:02'32.682
2位 26 ユンケルパワータイサンポルシェ 谷口信輝/山路慎一 +0'06.190
3位 77 クスコDUNLOPスバルインプレッサ 山野哲也/佐々木孝太 +0'16.162
4位 46 MOLAレオパレスZ 星野一樹/安田裕信 +0'36.579
5位 5 WILLCOM ADVAN VEMAC 408R 黒澤治樹/密山祥吾 +0'40.491
6位 81 ダイシン ADVAN Z 青木孝行/藤井誠暢 1LAP
12位 95 ライトニング マックィーン apr MR-S 平手晃平/国本京佑 1LAP

※詳しくは公式サイトhttp://supergt.net/をご覧下さい。