SUPER GT レビュー 2008

第3戦 2008年5月4日 FUJI GT 500KM

トヨタチームがワンツーフィニッシュ!! トムスSCは3度目のミラクルで2位!

500Kmの長丁場・富士スピードウェイでトムスは2位!

開幕2レースよりも200キロ長い500キロレース。GTアソシエーションにより再度、特別性能調整が施行されてGT-R、NSX、SC430の性能差がさらに均衡化された。SC430とNSXが元気のいい走りを取り戻しての第3戦はこれまでとは全く違った展開となった。

予選レポート

【1回目】天候:雨 気温:18度 路面温度:21度 【2回目】天候:晴れ 気温:20度 路面温度:25度

予選1回目は開始直前に雨が降り出し、路面は完全なウェットコンディションに。各マシンは浅溝のレインタイヤを装着してコースイン。不安定なコンディションが続く中で気を吐いたのがDENSO DUNLOP SARD SC430 39号車。EPSON NSX 32号車を抑えて暫定ポールを奪う。しかし、午後のスーパーラップ(上位10台によるタイムアタック)は完全なドライコンディション。ここで息を吹き返したのがNSX勢。昨季、最多ポールポジションを奪ったTAKATA 童夢 NSX 18号車がトップタイム。2番手にはZENT SERUMO SC430 38号車がつけ、PETRONAS TOM’S SC430 36号車は30キロのウェイトハンディもあって5番手に留まった。GT-R勢は増えた車重に苦しみ、カルソニック IMPUL GT-R 12号車が10番手に食い込んだのが最上位で、2連勝中のXANAVI NISMO GT-R 23号車 は13番手、スーパーラップに進むことすら叶わなかった。

GT300クラスでは雨の予選1回目で、20キロのハンディウェイトを積みながらも4WDのアドバンテージを発揮したクスコDUNLOPスバルインプレッサ 77号車がトップタイムをマークしたが、スーパーラップでは注目のルーキーコンビが駆るライトニング マックィーンapr MR-S 95号車が他を圧倒する好タイムで初のポールポジションを獲得した。

NSXが初のポールポジション獲得
3戦目にして初めてGT-R以外のマシンが
ポールを獲得

GT300はMR-Sがトップタイム
21歳の平手が2位をコンマ6秒も引き離し堂々のトップ

決勝レポート

天候:晴れ 気温:23度 路面温度:25温度

朝から強い日差しが降りそそぎ、暑い中でのレースに思われた。しかし、いざレースカーがグリッドに整列すると、空は見る見るうちに黒い雲に覆われ始め、突然の雨を懸念する声もあった。今回のレースは500キロと走行距離が長いため、GT500クラスは2回のピットストップが必要となる。そのためどのタイプのタイヤを使用するかが重要な戦略となった。午後2時、110周の決勝レースがスタート。

1回目のピットストップは40周前、2回目は70周前後。PETRONAS TOM’S SC430はアンドレ・ロッテラーが2スティントをこなし、EPSON NSXをかわして4番手でピットに戻ってきた。そして脇阪寿一に交代してピットアウトしたところで宝山 KRAFT SC430 35号車の片岡龍也とサイドバイサイドに。このバトルを気迫で制して2番手にアップ。22周目、ポールスタートだったTAKATA 童夢 が単独スピンしたことによってトップに浮上していたZENT CERUMO SC430は2回目のピットストップを終えたところで約10秒のリード。30キロのウェイトを積むPETRONAS TOM’S SC430は差を詰めることができずに、逆に追い上げてきたRAYBRIG NSX 100号車の激しい追撃を受ける。11周にわたって展開されたバトルはRAYBRIG NSXに軍配が上がるものの、ゴールまで残り10周になろうというところでRAYBRIG NSXが痛恨の単独スピン。PETRONAS TOM’S SC430にポジションを譲った。ZENT CERUMO SC430はそのままリードをキープして今季初優勝。5番手からの追い上げでギャラリーを沸かせたPETRONAS TOM’S SC430が続いて、トヨタ勢のワンツーフィニッシュ。3位にはポールスタートだったTAKATA 童夢 NSXが滑り込んだ。苦戦を強いられたGT-R勢は9位のカルソニック IMPUL GT-Rが最上位。2連勝でポイントランキングトップのXANAVI NISMO GT-R は14番手に終わった。

GT300クラスは1ストップと2ストップにピット作戦が分かれ、序盤は2ストップ戦略のクスコDUNLOPスバルインプレッサがレースをリード。しかし、1ストップ作戦でハイペースを維持したライトニング マックィーン apr MR-Sが2位に26秒もの大差をつけて初優勝。国本京祐は19歳と4ヶ月でのスーパーGTの最年少優勝記録を更新した。

GT500はSC430が制した
SC430がホームコースで歓喜の今季初優勝

GT300は今回も接戦
GT300クラスは今回も接近戦が続いた

若手コンビが堂々の優勝!
平手(22歳)、国本(19歳)が完璧な走りで
初優勝

リザルト

GT500 上位
順位 No. 車名 ドライバー タイム
1位 38 ZENT CERUMO SC430 立川祐路/R.ライアン 3:02'28.036
2位 36 PETRONAS TOM'S SC430 脇阪寿一/A.ロッテラー +0'13.882
3位 18 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍/小暮卓史 +0'15.893
4位 100 RAYBRIG NSX 井出有治/細川慎弥 +0'16.693
5位 35 宝山 KRAFT SC430 P.ダンブレック/片岡龍也 +0'23.497
6位 35 ENEOS SC430 伊藤大輔/B.ビルドハイム +0'32.048
GT300 上位
順位 No. 車名 ドライバー タイム
1位 95 ライトニング マックィーン apr MR-S 平手晃平/国本京佑 3:02'34.661
2位 46 MOLAレオパレスZ 星野一樹/安田裕信 +0'26.739
3位 2 プリヴェKENZOアセット・紫電 高橋一穂/加藤寛規 +0'44.019
4位 31 DOUBLEHEAD avex apr MR-S 峰尾恭輔/坂本雄也 +0'44.143
5位 81 ダイシン ADVAN Z 青木孝行/藤井誠暢 +0'46.679
6位 62 WILLCOM ADVAN VEMAC 408R 黒澤治樹/密山祥吾 +1'13.807
7位 43 ARTA Garaiya 新田守男/高木真一 +1'26.631

※詳しくは公式サイトhttp://supergt.net/をご覧下さい。