


シリーズポイント上位から、XANAVI NISMO GT-R 23号車、TAKATA 童夢 NSX 18号車、PETRONAS TOM’S SC430 36号車と、3つの自動車メーカーのエースが真っ向からぶつかり合い王座を争う最終決戦の舞台は富士スピードウェイ。気温9度の寒さに手を震わせる5万の観衆が見つめる先には、スーパーGTならではの熱気とドラマがあった。

【1回目】天候:小雨 気温:11度 路面温度:13度 【2回目】天候:小雨 気温:12度 路面温度:14度
朝からの雨で2回の予選セッションは共にウェットコンディションで行われた。
予選1回目、5位以上のフィニッシュで無条件にタイトルが決まるポイントランキング首位のXANAVI NISMO GT-R 23号車がコースオフしてクラッシュパッドにヒット。場内が騒然となったが大きなダメージはなく、スーパーラップへ進出し
9番グリッドを獲得。ポイント2位のTAKATA童夢NSX 18号車はXANAVI
NISMO GT-R を上回って7番グリッドへ。ポイント3位のPETRONAS TOM'S SC430 36号車は雨の得意なアンドレ・ロッテラー選手のキレのある走りで1回目の予選で5番手をマークしたが、スーパーラップでは路面の雨水が少なくなったコンディションにレインタイヤがマッチせずに苦戦し8番手。奇しくもポイントトップ3が並んでスタートすることになった。ポールポジションは1回目10番手からスーパーラップを走ったREAL NSX 17号車。
GT300クラスでは悪天候を得意とするAWD のクスコDUNLOPスバルインプレッサ 77号車が危なげない走りでポールポジションを獲得。ライトニング マックィーン apr MR-S 95号車は13番グリッドからのスタートとなった。

タイム計測直前にスピンするほどの猛烈なアタックで魅せた

唯一の4輪駆動マシンは誰もが認める安定感

天候:晴れ 気温:9度 路面温度:10温度
朝方に雨は上がり、午前のウォームアップセッションはスリックタイヤでの走行となったが、レースカーが決勝へ向けてコースインを始めるとポツリポツリと雨粒が落ち始め、路面はかすかに湿った状態に。スタート時刻まで約1時間、各チームはタイヤ選択をどうするかをぎりぎりまで大いに悩むことになった。結局、GT500クラスでは後方グリッドのカルソニック IMPUL GT-R 12号車とDENSO DUNLOP SARD SC430 39号車がドライ用のスリックタイヤをチョイス。結果的にスタート後すぐに雨は止み、早々にレインからスリックに交換するチームが出始め、7周目には全車がスリックタイヤへ交換。タイヤ 選択に成功したDENSO DUNLOP SARD SC430とカルソニック IMPUL GT-Rが1-2位にポジションアップ。18周目、カルソニック IMPUL GT-Rが 前に出るとそのまま最後までトップを快走し、最終的にはZENT CERUMO SC430に12秒2の差をつけて今季2勝目を飾った。2位のZENT CERUMO SC430はランキング2位を獲得した。
ランキング3位でレースを迎えたPETRONAS TOM'S SC430 36号車は雨天時のマシンコントロールに定評のあるアンドレ・ロッテラー選手が4周目までレインタイヤを履き続けトップに浮上。5周目にスリックタイヤに換えた後もトップ5をキープし続けたが、REAL NSX 17号車が右後輪に接触してタイヤをカット、タイヤ交換の為に予定外のピットストップを余儀なくされた。これで14番手まで大きくポジションダウンしたものの、渾身の走行で11番手まで追い上げる。さらに、レースの折り返しとなる30周目に再び雨脚が強くなってきた絶妙のタイミングでピットイン。タイヤをレイン用に戻すと共に脇阪寿一選手に交代し、瞬く間に7位までポジションをアップ。一時は背後から迫ってきたトップのカルソニック IMPUL GT-Rに道を譲るものの、ラスト2周で抜き返し、トップと同一周回の7位でチェッカーフラッグを受けた。この結果、シリーズランキング3位と共にチームタイトルを獲得した。1周遅れのままではポイントが足りずに僅差でチームタイトルを取り逃す状況だったたため、脇阪選手の最後の頑張りにチームスタッフの拍手が沸き起こった。
ポイントリーダーのXANAVI NISMO GT-R 23号車は、トップにカルソニック IMPUL GT-Rがいる限りはどの順位でもタイトル獲得が叶う状況の中、9位フィニッシュでシーズンを締めくくった。
GT300クラスのライトニング マックィーン apr MR-S 95号車は1周目に他車との接触によりマシンにダメージを受け、修理の為に25周を費やして最後尾にまで後退したが、若手2人が諦めずに走行を続け、21番手でチェッカーフラッグを受けた。

12番グリッドから有終の美を掴み取った

デビューイヤーにして見事なドライバータイトル獲得

チームタイトルは常に全力勝負のトムスにふさわしい

15位から2位へ、迫力のオーバーテイクショーだった

2日間で73,600人の観衆が最終決戦に感動した

| 順位 | No. | 車名 | ドライバー | タイム |
| 1位 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R | 松田 次生/セバスチャン・フィリップ | 1:57'09.624 |
| 2位 | 38 | ZENT CERUMO SC430 | 立川 祐路/リチャード・ライアン | +0'12.270 |
| 3位 | 6 | ENEOS SC430 | 伊藤 大輔/ビヨン・ビルドハイム | +0'13.927 |
| 4位 | 32 | EPSON NSX | ロイック・デュバル/平中 克幸 | +0'41.177 |
| 5位 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 | 高木 虎之介/アンドレ・クート | +0'42.915 |
| 6位 | 35 | 宝山 KRAFT SC430 | ピーター・ダンブレック/片岡 龍也 | +0'58.891 |
| 7位 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 | 脇阪 寿一/アンドレ・ロッテラー | +1'47.061 |
| 順位 | No. | 車名 | ドライバー | タイム |
| 1位 | 26 | ユンケルパワータイサンポルシェ | 谷口 信輝/ドミニク・ファーンバッハー | 1:57'41.086 |
| 2位 | 62 | WILLCOM ADVAN VEMAC 408R | 柴原 眞介/黒澤 治樹 | +0'29.871 |
| 3位 | 77 | クスコDUNLOPスバルインプレッサ | 山野 哲也/カルロ・バンダム | +0'36.973 |
| 4位 | 31 | DOUBLEHEAD avex apr MR-S | 峰尾 恭輔/坂本 雄也 | +1'00.616 |
| 5位 | 19 | ウェッズスポーツIS350 | 織戸 学/阿部 翼 | +1'18.229 |
| 6位 | 46 | MOLAレオパレスZ | 星野 一樹/安田 裕信 | +1Lap |
| 95 | ライトニング マックィーン apr MR-S | 平手 晃平/国本 京佑 | 22Lap |
※詳しくは公式サイトhttp://supergt.net/をご覧下さい。










