国本選手インタビュー 僕にできる恩返しはF1に乗ること

2008年シーズン、「スーパーGT」と「全日本F3選手権」に昨年のチャンピオンチームから参戦する国本京佑選手は、いま最も期待されている若手レーサーのひとり。スキー、クラシックピアノ、英会話が得意な現役大学生でもある異色の19歳のヒストリーとこれからに迫る!

国本選手の写真
レーシングドライバー 国本京佑(くにもと けいすけ)

1989年1月9日、神奈川県生まれ。慶應義塾大学環境情報学部在学中。
9歳の時にアルペンスキーを始め、2000年にはSAJ公認ジュニア技能検定1級を取得、マスターズジュニア選手権GSで優勝を果たす。

その後、「レーシングカート」に転向し活躍、2004年には「全日本カート選手権FAクラス」でチャンピオンに輝く。「TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム」の支援を受けて、2006年から「フォーミュラトヨタ」に参戦を開始。

2007年「FCJ(フォーミュラチャレンジ・ジャパン)」の2代目チャンピオンを獲得、「フォーミュラトヨタ」ではシリーズ2位とその才能を開花させた。

2008年は前年度の活躍が認められて、「全日本F3選手権シリーズ」に名門「TOYOTA TEAM TOM’S」、「スーパーGT」には昨年のチャンピオンチーム「apr」より参戦。「F1」を目指すレースシーン期待の若手レーサー。

特技は英会話とクラシックピアノ、レースのために休学中ではあるが、現役の慶應大学生という異色の存在。端正なルックスと対照的なアグレッシヴな走りにファンが増え続けている。

小学生時代は競技スキーで活躍

競技スキー時代の国本選手
スキーで鍛えた感性がレースに役立っていると言う

子供の頃からレーサーに憧れていたわけではなくて、スポーツ全般が好きでした。9才の時には競技スキーを始めて、ジュニア選手権で優勝しました。当時は、ワンピースと言われる体にフィットするスキーウェアが嫌いで(笑)、練習で違うウェアを着たことがあったんですが、コーチから「いつでも本番と同じ環境で滑ることが大切だ」と指導されたことが印象に残っています。勝つために普段から環境を整える姿勢は今でも役に立っていると思います。スキーを続けていきたいとも思いましたが、北海道や東北など雪の量が多い地域の選手には、神奈川在住の自分は到底かなわないと感じて気持ちが離れていきました。