国本選手インタビュー 僕にできる恩返しはF1に乗ること

レーシングカートで悔しさを覚えた

カート時代の国本選手
カート時代、その名が全国に知れ渡った
カート走行中の写真
2004年、15歳で頂点に立ち卒業

そんな頃、レーシングカートを始めました。父が若い頃にヤマハの契約カートレーサーだったこともあってレーシングカートは身近な存在でした。レーシングカートはとにかく楽しくて、苦しくてやめたいと感じることは一度もありませんでしたが、負けることが悔しくて勝ち負けにこだわるようになっていきました。最終的には、2004年の「全日本カート選手権FAクラス」でシリーズチャンピオンを獲得、このシーズンは勝ってステップアップしようという明確な目標を持っていました。自動車免許がなくても、16歳で特別ライセンスが発給されてフォーミュラカーのレースに出場できる制度がありましたので、ねらっていました。ちょうど15歳のシーズンでした。

念願のフォーミュラカーに

翌年、「フォーミュラトヨタ・レーシングスクール(トヨタの若手レーサー育成スクール)」を受講、オーディションに受かって「フォーミュラトヨタ」にステップアップすることができました。実は、一次オーディションは自信がありましたが、最終オーディションではいいタイムを出せず、もうだめかなと諦めかけていました。合格の電話をもらった時にはやった!っていう感じで本当に感激でした。合格の理由は聞きませんでしたが、今思えば、タイムはもちろんですが将来の可能性も採点基準だったようですので、そこを評価して頂いたのだと思います。

  • フォーミュラチャレンジ・ジャパン走行中の写真
    F1を目指す若手がぶつかり合う「FCJ(フォーミュラチャレンジ・ジャパン)」で王者に
  • フォーミュラトヨタ走行中の写真
    もうひとつの登竜門「フォーミュラトヨタ」ではシリーズ2位の活躍

勝つための努力

表彰台の国本選手
表彰台の中央でも、表情は常にクール

努力は表には出さない主義ですが(笑)。例えば、レースで勝つためにメンタル面には特に気を使っています。メンタルトレーナーの先生から教わって、レースに向けてコントロールしているんです。レース前に勝気になり過ぎてはだめで、適度にリラックスした中に適度の緊張感を持つことが大事です。こういった部分は昨年、かなり成長したと思います。もうひとつ、レース結果が悪かった時に気持ちをリカバーする方法がありますが、企業秘密なのでお話できません(笑)。おかげで、さっと気持ちを切り替えて次のレースへいい感じで向かえています。