〜Gazoo Racing ブロガー特別取材〜 キャリアマザー・レーサー久実子 仕事、家庭、レースのトライアングル

松井選手のヴィッツ
通勤もレースもこの一台で

ヴィッツレースとの出会い

愛車でサーキット走行を楽しむ松井さんに転機が訪れる。「サーキット走行は楽しい一方で、タイヤの種類やクルマの馬力、改造費のかけ方でタイム差が出るので、だんだん不満を感じるようになっていきました。就職したばかりでクルマに使える費用も僅かでしたし。
そんな時、知人からヴィッツレースを薦められました。実際のレースを観戦して面白さを知っていましたし、ナンバーがついていて通勤や家族とのドライブにも使えるので思い切ってマシンを購入しました。
余談ですがRX-7はエンジンが爆音で、ご近所に気を使っていましたので、色々な意味で良い選択をしたと思います(笑)」

走行中の松井選手
コーナーを走り抜ける松井選手
アグレッシヴな走行には定評がある

レーサーとしての目覚め

2004年、ヴィッツレースのデビュー戦は参加台数が41台、予選は40位と苦戦するが…「生まれて初めてのレースは台風の中でスタートしました。上位陣が雨に足元をすくわれてスピンやコースアウトをする波乱の展開でしたが27位くらいでゴール。怖いというよりも、私も頑張れば上位へいけるのではと感じました」。小学生時代からスイミングスクールへ通い、高校時代には京都府大会でベスト8に入るなどアスリートとしての資質と経験に恵まれた松井さんは、練習走行やレース毎にめきめきと上達していった。

「2006年の後半戦、岡山国際サーキットでのレースが一番印象に残っています。予選は11位、お世話になっているスポンサーや友人たちが駆けつけてくれて気合が入っていました。スタートからゴールまでトップのマシンが見え続けたのはこの時が初めてで、ゴール直前までバトルを展開しながら8位入賞でした」。激戦で知られる関西シリーズで上位入賞を果たしたことで、松井さんは全国のヴィッツレーサーにその名を知られることになる。