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いよいよ最終戦をむかえたプリウスカップ。“最終兵器”を用意したというGAZOOチームは、はたして、このハイレベルなエコラン競技に勝利できるのか!?

国本京佑選手の走り。レーシングカーとは勝手が違う?
プリウスカップの最終戦に行ってきました!舞台はすっかり秋深まった、仙台ハイランドレースウェイ。
第2戦の結果を振り返り、「よっしゃ、今回こそ優勝目指して頑張るぞ〜!」……って思っていたら、今回のシオムラの役目はリポーターとのこと。いったい、なぜ〜!?
じつは、未だ勝利を挙げていないGAZOOの名誉と威信をかけて、超大物ゲストドライバーチームでの参戦が決定!!なんと、トムス会長の舘さん、SUPER GTなど国内トップカテゴリーで活躍中の脇阪寿一選手、全日本F3で好成績をおさめている国本京佑選手の3人。コレってすごくないですか?プロのレーサーばかり集めているんですよ。GAZOO、いよいよ本気だな!
でも、プリウスカップの難しいところは、「速ければいいというわけではない」ということ。速さよりも重要視されるのは、燃費なんです。そして、サービス競技では車両点検の正確さと手際の良さも競います。
そう、いくらプロだからといって、高得点が取れるとは限らないのがプリウスカップの難しさであり、魅力なんです。
目が離せないのは、ドライバーだけではありません。今回はエントラントである各販売店にも注目!カローラ店の4連勝となるのか、プリウスを販売しているのに勝ち星のないトヨタ店やトヨペット店が初白星をあげるのか……各販売店の意地をかけての戦いでもあるんです。

「用意、スタート!」
合図とともに、プリウスカップが開幕。まずはサービス競技がスタートし、各販売店の作業着に身を包んだ参加者が、真剣な眼差しで「事前点検」「故障探求」「部品の着脱」などに挑戦。作業の早さはもちろん、正確さも点数化されるんですね。
»サービス競技ルール詳細
10時25分、サービス競技がスタート。20分間に、日ごろの整備の腕を競う。
チームメイトの見守るなか、てきぱきとサービス競技が行われる。
何回も練習を積んできたチーム、ぶっつけ本番に近いチーム……それぞれ個性が出ています。ただ、どのチームにも共通しているのは、とっても楽しそうに競技に臨んでいること。プリウスカップの雰囲気って、ちょっと大掛かりな運動会のようなんです。(だから参加者も昔を思い出して楽しんでいるのかな?) それを反映してか、結果は接戦。1ポイント差で山形トヨタ「HYBRIDシナジーズ」が暫定首位に立ちました。
ランチをはさんで、いよいよ走行競技がスタート。プロレーシングドライバーを揃えたGAZOOチームもいよいよ出番。「脇阪いうたら、結構レースでは名前が通ってます……」と挨拶に立った脇阪選手は、「ま、みなさんチャンスですよ。サーキットでボクを抜けるのは今日しかないですから!」と会場を爆笑の渦に。でも、Be Careful!これは脇阪選手の作戦かもしれません。前のクルマを抜こうとアクセル踏むのは、燃費には良くないですからね。プロといえども、燃費のレースには自信がなかったりして……(ひょっとして、脇阪選手の作戦に引っかかったチームやドライバーはいたのかな?)

フリー走行を終えて「どう、イケそう?」 走りのポイントを確認中。

SUPER GTさながら(?)脇阪寿一の走り。エコランなのをお忘れなく!
各チーム、「ふんわりアクセル、ふんわりブレーキ」は基本中の基本。慣性の法則にしたがって惰性で走行してみたり、モーターだけで走る「EVモード」を駆使するなど工夫を凝らして記録に挑戦していました。
»走行競技ルール詳細


応援にも力が入る。こちらは、カローラ山形「環境マイスターズ」のみなさん。

走行を終えて、笑顔のこぼれる脇阪選手。「チョット速く走り過ぎたかなぁ!?」
さて、終わってみれば、脇阪選手の燃費記録は21.3km/リッターと立派なモノ。それでもGAZOOチームのなかでは最下位!舘会長は、驚異の23.7km/リッター、国本選手もがんばって21.8km/リッターをたたき出し、平均燃費だけを見れば好成績ですが、舘会長の平均ラップタイムはややオーバー…
レースのほうは、山形トヨペットの「花笠ファイブスター」が平均燃費22.74km/リッターと、プリウスの特徴と性能を最大限に引き出し、総合優勝。プリウスカップ初となる、トヨペット店の勝利で締めくくりました。
午前のサービス競技でトップに立ち、優勝が期待された山形トヨタ「HYBRIDシナジーズ」は、走行競技でまさかの最下位に沈みました。
そうそう!今回はギャラリーの応援がとても賑やかだったんです。アフロのカツラを被って大旗を振るチームなど、まるで野球やサッカーのサポーターのようでした。最後の表彰式では、その応援に対して急遽特別賞が作られたくらいです。
あ〜ぁ、今回は競技に参加できなくて残念だったけど、私はそんなプリウスカップの雰囲気がとても好き。参加者全員が思いっきり競技を楽しんでいるんですもん。仕事は関係なく、皆で一緒に目標に向かって頑張るって、甲子園とか運動会に通じるものがあって、見ているほうも清々しくてキモチいいんです!機会があったら、また参加したいなって思います。私も、またあのころの純情さを思い出せるかも……ね?(笑)


(文=塩村文夏)