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エコランの極意 TOPへ戻る

モータースポーツの原点。熱くなるから楽しめる。
モータースポーツとして大いに楽しめることこそ、エコランの魅力なんです。レースと聞けば、ふつう真っ先に思い浮かべるのはスピードレースのことでしょう?つねづね「オレの右に出るやつはいない!」って思ってるけど……。えっ、聞いてない?(笑)
正直言って、ボクは当初、エコランを甘くみてました。だけど、実際トライしてみて、初めてその面白さがわかった。たとえば??燃費もある意味「競走」だから、負けるとやっぱり悔しいんだなぁ、これが。レーサーとしてのボクは、マシンを降りてからもうずいぶん経つけれど、そのころの熱さがしっかりよみがえってきたもの。なにせ、プリウスのレンタカーをわざわざ借りて、練習したぐらいだからね!
それは、いわゆるスピードレースをやるのと変わらない。いやむしろ、モータースポーツの原点といえる、純粋な競技要素をエコランはもっている。悔しいから熱くなれる。熱くなれ るから楽しめるんです。実際、それが理屈なしに楽しいものであることは、プリウスカップの会場を見ればわかること。みんな、最高の笑顔で盛り上がってましたからね。
それはまさに、女性を扱うように…。
プリウスカップで勝つことに限れば、とにかく「(アクセルを)踏まないこと」!カーブも惰性で曲がる。 そのあと踏む必要があったとしても、アクセルワークは、とことんソフトにするのがポイントだ。そう、そ れはまさに、女性を扱うように……。
実際は、それがなかなかできないから難しいんだけど。奥が深い。こ れもまた、楽しさの秘密かもしれませんね。
エコランは人と人との輪を繋げる可能性をもっている。
エコランにはエコランならではの楽しみがある。たとえば、プリウスみたいなエコカーに乗って、友人と「オレのほうがいい燃費いいぞ」なんて盛り上がれたり、「あの道はこう走ったらいい燃費が出たよ」といった会話も実際できる。むかし、MT(マニュアルトランスミッション)車があたりまえだったころは、「上手に運転するにはどうしたらいいか」なんて話をよくしたもんです。
クルマを介して会話が成り立ったんですよ。それと同じように、燃費を介したコミュニケーションが、ひいてはコミュニティができあがったらいいなぁ。エコランにはそういう、ヒトとヒトとの輪を繋げる可能性が広がってると思うんです。

舘 信秀

株式会社トムス代表取締役会長。トヨタ車用のカスタマイズパーツを企画製作販売しながらチームを運営する一方、レーサーとして国内外で活躍。
1982年に現役レーサーを引退するも、チーム代表、 監督として“夢”を追う情熱は加速する。