Team GAZOOの挑戦 2008 クルマ作りの終わらない物語

シェイクダウン・レポート

ドイツのニュルブルクリンクで開催される4時間耐久レースへ出場するTeam GAZOOは、IS250のシェイクダウン(初走行テスト)を4月上旬に実施。 5月10日のレース本番を前に最初で最後の国内テスト走行は独特の緊張感に包まれて始まった。 GAZOO編集部は2日間に渡る走行に密着、“味探しの旅”の始まりを見守った。

2007年、世界最高峰の草レースといわれるニュルブルクリンク24時間耐久レースに出場したTeam GAZOOのテーマは“腕磨き”。 アルテッツァのレース仕様車を駆ってロングディスタンスの耐久レースを走ることで、レースでだからこそ得られる高速走行下でのハンドリング、 刻一刻と変化する路面状況への対処、視界の利かない夜間走行のテクニック、時間の経過と共に変化するマシンとの対話・・・、 ドライバーとしての五感を磨くことが狙いだった。
Team GAZOOの新たな挑戦のテーマは“味探し”。 ノーマルのレクサスIS250をサーキットでじっくりと味わいながら少しずつ味付けを施し、時間をかけて理想のクルマに仕上げようというもの。 デビューレースとなるニュルブルクリンクの4時間耐久レースへは、 ロールケージやバケットシートなどルールで定められた安全装備やレース用スリックタイヤの他は、あえてサスペンションの変更のみのライトチューニングで出場する。
味探しの旅の始まりの舞台は宮城県のスポーツランドSUGO、緑の森に囲まれアップダウンに富む静かなサーキットは、その規模は違うもののニュルブルクリンクに通じる雰囲気を持っている。 Team GAZOOのメンバーの目には、来たるデビュー戦での活躍シーンが映っていたに違いない。

シェイクダウン・レポート動画はこちらから

Day 1 GAZOO号紹介※クリックで拡大します

昨年の愛機アルテッツァと共にIS250がサーキットに到着。マシンの仕様は全く異なるが、“ドライビングの魅力を味わう”という大きなコンセプトは同じ。

トランスポーターから慎重にマシンを降ろす。Team GAZOOメカニックたちの機敏な動きと目の輝きが新たなチャレンジへの期待感を表わす。

トランスポーターから慎重にマシンを降ろす。
Team GAZOOメカニックたちの機敏な動きと目の輝きが新たなチャレンジへの期待感を表わす。

オリジナルのGAZOOカラーをまとったIS250は、ピットに納まるやいなやレーシングカー特有のオーラを放つ。歌舞伎調のアイラインからは気迫も…。

オリジナルのGAZOOカラーをまとったIS250は、ピットに納まるやいなやレーシングカー特有のオーラを放つ。歌舞伎調のアイラインからは気迫も…。

安全装備とサスペンション以外はノーマル。ルールでレース用のスリック(溝無し)タイヤを装着する。サスとタイヤが味探しのファーストステップ。

安全装備とサスペンション以外はノーマル。ルールでレース用のスリック(溝無し)タイヤを装着する。サスとタイヤが味探しのファーストステップ。

Team GAZOOをリードするキャップから走行前のアドヴァイス。聞き耳を立てると…「先ずは自由に走って、味わって!」、こちらまでわくわくしてきた。

Team GAZOOをリードするキャップから走行前のアドヴァイス。
聞き耳を立てると…「先ずは自由に走って、味わって!」、こちらまでわくわくしてきた。

記念すべきシェイクダウンはTeam GAZOOのモリゾウが担当。やや緊張した面持ちでゆっくりとマシンへ乗り込む。静寂のマシンに赤い魂が入り込むかのよう。

記念すべきシェイクダウンはTeam GAZOOのモリゾウが担当。やや緊張した面持ちでゆっくりとマシンへ乗り込む。静寂のマシンに赤い魂が入り込むかのよう。

乗車前の緊張した面持ちとは裏腹に、颯爽とピットアウト。いよいよ“味探しの旅”が始まった。

乗車前の緊張した面持ちとは裏腹に、颯爽とピットアウト。
いよいよ“味探しの旅”が始まった。

数周後、早くもストレートでは全開走行へ。ノーマルマフラーのため排気音は静かだが、軽快な風切り音がスタンドにこだまする。

数周後、早くもストレートでは全開走行へ。
ノーマルマフラーのため排気音は静かだが、軽快な風切り音がスタンドにこだまする。

シェイクダウンにもかかわらず初期トラブルは皆無、順調にスピードアップしていく。コーナーの立ち上がりではトラクションも上手くかかっている。

シェイクダウンにもかかわらず初期トラブルは皆無、順調にスピードアップしていく。コーナーの立ち上がりではトラクションも上手くかかっている。

登りの低速コーナーは難所のひとつ。ブレーキング時の安定した沈み込み、適度なロールを演出するサスペンションセッティングで軽快に抜けていく。

登りの低速コーナーは難所のひとつ。ブレーキング時の安定した沈み込み、適度なロールを演出するサスペンションセッティングで軽快に抜けていく。

1日目に予定していたプログラムを全てこなした。走行後、モリゾウがキャップにマシンの味を伝える。タイムアタックは行っていないが想定以上の好タイムを刻んだ。

1日目に予定していたプログラムを全てこなした。走行後、モリゾウがキャップにマシンの味を伝える。タイムアタックは行っていないが想定以上の好タイムを刻んだ。

Day 2

2日目はウェットコンディション。レインタイヤを装着して精力的に周回をこなす。ニュルの天候は不安定なだけに、有意義なテスト走行となった。

2日目はウェットコンディション。レインタイヤを装着して精力的に周回をこなす。ニュルの天候は不安定なだけに、有意義なテスト走行となった。

ヘビーウェットのストレートを全開。ドライバーとマシンの対話も進み、難しいコンディションにもかかわらず安心感すら漂う。シェイクダウンは成功した。

ヘビーウェットのストレートを全開。ドライバーとマシンの対話も進み、難しいコンディションにもかかわらず安心感すら漂う。シェイクダウンは成功した。

シェイクダウン終了後、コースをじっと見つめるモリゾウの目にはニュルブルクリンクのスタートラインが映るのか。

シェイクダウン終了後、コースをじっと見つめるモリゾウの目にはニュルブルクリンクのスタートラインが映るのか。

メンバーE2ゥーさんのブログ