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模型工房 達人から学ぶプラモデル
第3回 戦艦をつくる
第3回目はプラモデルの達人 岡崎氏に戦艦「航空巡洋艦三隈(みくま)1/24スケール」をモデルに実際作っていただきながらテクニック、注意点、コツなど順を追ってアドバイスしてもらいました。パーツ数が多いことを除けばこれまでに紹介したクルマ、戦闘機と基本的な作り方はほとんど変わりありません。かなり内容が重複していますが戦艦用にまとめています。
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  ●作る前に「設計図をよく読む」
 プラモデルを上手に作る最大のポイントは設計図をよく読むということです。達人いわく、設計図を「読めない、読まない」人が多いと言います。プロのフィニッシャーでも必ず製作する前に設計図は熟読すると言います。プロはそこから設計者の苦労や意図を読み取るのだそうです。設計図には絵だけの説明が大部分を占めるので、絵を良く理解する、組立ての順番を守るということが大切です。特にパーツ数の多い戦艦は熟読必須です。

●下地作り
 戦艦は車、戦闘機よりもパーツ数が非常に多く、マストなど細いパーツもあります。ですからランナー(パーツをつないである枠)からパーツを切り離していく際はどこかに飛んでなくならないように作業は必ず箱の中で行い、パーツを指で押さえながら切り離します。細かいパーツは折れやすいのでまずパーツから離れた部分から切り離してから余分な部分を慎重に切り離すとよいでしょう。万一部品が破損してしまった場合は、取り寄せることができます(有料)。説明書に書いてあるのでチェックしてみて下さい。
 そしてよく見てみるとパーツのどこかに「パーティングライン」というタイヤキのふちのようなラインがあります。これは工場で製造時にどうしても出来てしまうものです。1000〜1200番くらいのペーパーで綺麗に削り取ります。マストなど細く、折れそうなパーツはペーパーでパーティングラインを取ることが難しいので、ランナーから切り離す前にカッターなどでラインを削り取るとよいでしょう。なお、細かいパーツはランナーについたまま塗装をして、切り離した後で切り離し部分を塗ると綺麗に仕上がります。そして仮組み(部品と部品を合わせてみてズレがないか隙間がないか確認)をした時に船体と甲板に隙間があるようならパテを使って埋め、ペーパーで段差をなくします。

●塗装・組立て
 写真を見てわかるように戦艦は彫刻された甲板や甲板に搭載される数多くの構造物など車や戦闘機よりも精密で細かい作りをしています。ですから塗装、組立てはより神経を使って丁寧におこなう必要があります。ポイントは甲板を綺麗に塗ること、甲板に載るパーツ類を丁寧に塗り分けることです。甲板は、でこぼこしているので難しいですがスプレーを使って、塗りきれない部分は細筆などを使って丁寧に塗装しましょう。艦橋、砲台、煙突、マストなど甲板に載るパーツは大変数が多く、細かいので根気のいる塗装ですが、丁寧に塗ることで出来上がりのリアル感が変わってきます。パーツは色ごとに分けて塗ります。塗り分ける時には面倒でもマスキングをしましょう。また組立ては細かいパーツですから慎重に、接着は接着剤をベタベタつけすぎず、量を少なめにして接着しましょう。戦艦というものは大きいスケールのものを小さくしているのでラフに作ってもそれらしく出来上がります。ただ、きれいに作ろうとするとこれらのような細かい作業が必要となってくるのです。

●デカール処理
 デカール(シール)は必ず貼る位置を確認し、設計図と照らし合わせて貼るシールだけを切り取ります。そして水の中につけておいて30秒つけて外れやすくしたあと艦体に持っていき貼り付けます。そのあと、ゆっくりとピンセットで下の台紙をずらします。ここでの注意点としてデカールは一つずつ貼りつけること、台紙ごと艦体に持っていき台紙をずらすということです。デカールも非常に小さいものが多いので慎重に貼りましょう。
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パッケージから出した「三隈」の全パーツ。戦艦は細かいパーツが非常に多いので慎重な作業が必要だ。
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甲板の丁寧な塗装、砲塔や飛行機など細かいパーツの塗り分けがリアル感を生み出している。
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船体側部には「ウェザリング」という技法を使って使用感を演出している。
■達人の伝授する戦闘機つくりのコツ
(1) パーツをランナーから切り離す時にはパーツから離れたところから切り離すこと!
(2) 仮組みをした時の隙間はパテで丁寧に埋めて段差をなくすべし
(3) 細かいパーツの多い戦艦。塗装は根気!
(4) パーツは色別に分けて塗装しよう!
(5) 戦艦の出来栄えは甲板の丁寧な塗装にかかっている!
(6) 甲板に載っているパーツの塗り分けは丁寧に!
(7) 接着剤は塗りすぎるな!
(8) デカールも小さいものが多いので慎重に台紙ごと貼り、台紙をピンセットゆっくりずらすこと!
出来あがった作品の保管の方法としては透明のガラスケースに入れてホコリなどで塗膜を傷つけないようにしましょう。
今回は「戦艦」編ということで「航空巡洋艦三隈(みくま)1/24スケール」をモデルに達人 岡崎氏に製作工程を追って順にお話しを聞きました。キット自体が大変精密に作られているなかで甲板、砲塔、艦橋など細部に渡って丁寧な塗装がされていました。達人はさらに「ウェザリング」という技法で船体に錆びを作って使用感の汚れを表現しています。これは経験のなせる技といってもよいでしょう。岡崎氏によると、船は根気の要る作業が多いが、出来上がった時の満足感は格別だということです。
今回紹介した戦艦、航空巡洋艦三隈(みくま)1/24スケールはショップ内「模型工房」にて販売しています。達人 岡崎氏が注文を受けてから組立て、塗装をして完成品をお届けします。
−−好評販売中!!−−
1/700 航空巡洋艦三隈 1/700 日本戦艦大和
1/350 日本戦艦大和 1/700 航空母艦 飛龍1942
1/700 海上自衛隊護衛艦 DD-110 たかなみ 1/700 ドイツ重巡艦 プリンツオイゲン
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