それってどういう意味? 横文字クルマ用語解説!

もともと海外生まれの自動車ですから、専門用語は必然的に横文字が多いのは仕方ないこと。しかし、カタログや自動車雑誌を読んでいて、意味が分かりにくいのもまた事実。そこで今回は、よく目にするけれど分かりにくい用語をピックアップして解説いたします!

チルトステアリング/テレスコピックステアリング

ステアリングの位置を調整できる機能で、チルトは上下方向、テレスコピックは前後方向の調整を指します。車種によっては、チルト機能しかないものやどちらもない場合もあるため、注意が必要です。

ワイパーデアイサー

フロントガラスの下部などワイパーブレードの停止位置に熱線式ヒーターなどを設置し、ワイパーブレードの凍結防止や解氷をするための装備。ワイパーブレードが凍結した状態でワイパーを作動させるとブレードが破損したり、ワイパーモーターに負担がかかったりして故障する恐れがあるため、寒冷地仕様やRV車に装備されることが多いです。

ヒルディセントコントロール/ダウンヒルアシストコントロール

急な下り坂や滑りやすい雪道などで、タイヤをロックさせることなく一定の速度(車種によって異なるが、低速)を保って下ることができる機能。アクセルやブレーキ操作はクルマ側で制御するため、ドライバーはステアリング操作のみに集中することができます。

アクティブセーフティ/パッシブセーフティ

アクティブセーフティとは、事故などのトラブルを未然に防ぐ技術の総称。横滑り防止機能や、現在話題の自動ブレーキなどが該当します。一方のパッシブセーフティは、万が一、事故やトラブルが発生してしまった時に、被害を軽減する技術の総称を指します。シートベルトやエアバッグ、衝突安全ボディなどが該当します。

いかがでしょうか? 今後も電子制御システムや安全装備が増えれば、新たな用語が追加されることでしょう。その時はまたこの場所でお会いいたしましょう!
※メーカーにより名称が異なる場合もあります。

(小鮒康一/テヌール+ノオト)

[ガズー編集部]