高速道路に人がいる!? 歩行者との事故に注意

タレントの桜塚やっくんが中国自動車道で事故のため亡くなったのは2013年10月のこと。単独事故を起こし、車外の路上に出たところを後続車にはねられるという、二次的に発生したものでした。交通事故総合分析センターによると、高速道路における死亡事故の約1割は歩行者との事故。なぜ高速道路で歩行者との事故が起きるのでしょうか?

なぜ高速道路に歩行者がいるの?

高速道路などの自動車専用道路への歩行者や自転車等の軽車両、原動機付自転車、125cc以下の自動二輪車は立ち入りが禁止されています。しかし、NEXCO東日本によると、高速道路などに歩行者や自転車などが立ち入っているという通報は、2012年度で約1,500件、1日あたり約4件発生しています。

その理由の1つに、スマートフォンのナビ機能を利用する際に誤って車両用を見てしまい、高速道路に進入してしまったというケースも。また、高速道路上での事故や故障で、車外に出た人が、後続車にはねられ死亡するという二次的な事故も多く発生しています。

事故はどういった場所で多く発生するの?

死亡事故の約8割は見通しの良い直線路で発生しています。運転手側は、脇見や漫然と運転していた場合など、歩行者が見えているはずなのに見落としている人が大半です。また、歩行者側は、クルマが来ないと思い込み、安全確認をしないで車外に出る、一般道路と同じようにクルマが避けてくれる、停止してくれるという判断の誤りが多いようです。

事故を防止するためには?

高速道路上に停止車両を見かけたら、近くに歩行者がいるかもしれないと考え、起こりうる危険にすぐ対処できるよう予測運転を心掛けましょう。万が一事故や故障が発生したら、ハザードランプ・発炎筒・停止表示器材で後続車に対する安全措置をとりましょう。運転者も同乗者も全員、通行車両に注意しながらガードレールの外など安全な場所にすみやかに避難してください。

その後、110番・非常電話・道路緊急ダイヤル(#9910)などで事故や故障の状況を通報しましょう。道路緊急ダイヤルは携帯からも発信できます。本線や路肩を歩き回ったり、車内やクルマの前後で待機するのはとても危険です。一般道路と同じ感覚で行動するのはやめましょう。

高速道路を運転する際は、十分な車間距離を確保し、余裕のある運転を心掛けることが重要です。また、もしもの時に必要な発炎筒・停止表示器材は必ずクルマに積んでおきましょう。

(平野友紀子+ノオト)

[ガズー編集部]