いくつ知ってる? 日本一〇〇な国道

全国津々浦々を走る日本の国道。普段クルマで通る道路なら分かりますが、馴染みのない土地の国道ってほとんど知らなかったりしますよね。そこで今回は日本の国道に注目し、さまざまなデータをピックアップ。知っているとちょっと走ってみたくなる日本一〇〇な国道をご紹介します!

日本一標高が高い国道

日本一標高が高いところに位置する国道は、群馬県と長野県の県境にある「渋峠」を走る国道292号。標高は2172メートルです。

峠の頂上付近は草津温泉街や殺生河原などが見渡せる絶景のドライブコース。夏場でも気温が低く、窓を開け放てばまるで雲の上を走っているような気分で、避暑ムードを満喫することができます。ただし、冬期は積雪が多く、例年11月中旬から4月下旬まで閉鎖されるのでお出かけの際はご注意を。(9月現在、一部区間は夜間通行止め中)

国道16号

日本一短い国道

日本一短い国道は、兵庫県神戸市中央区の神戸港付近にある国道174号。その距離、何と187.1メートル。徒歩でも数分で通過できてしまう短さです。

この国道があるのは、クラシカルで趣のある洋館が今も残る旧居留地エリア。神戸税関付近の歩道には「日本で一番短い国道」の看板も立っています。おしゃれスポットの雰囲気を感じながら、話のネタをゲットするようなつもりで走ってみてはいかがでしょうか。

国道174号

日本の最端にある国道

続いては、日本の東西南北のそれぞれの最端にある国道をご紹介。まず、最南端と最西端は同じ国道で、沖縄県石垣市にある国道390号。沖縄の道路が右側通行から左側通行に切り替わった1978年7月30日に由来する730交差点がその起点になっています。歴史に思いを馳せながらのドライブは普段と違った趣を味わえそうですね。

国道390号

ちなみに最北端は、北海道稚内市にある日本最北端の地である宗谷岬周辺を走る国道238号。最東端は同じく北海道釧路市から根室市に位置する国道44号です。北の大地の雄大な自然を感じながらのドライブで、北と東の端を一気に制覇するのも旅の記憶になりそうです。

国道238号

国道44号

日本一交通量の多い国道

2010年に行われた調査によると、日本一交通量の多い国道は、神奈川県横浜市保土ヶ谷区今井町付近の国道16号(保土ヶ谷バイパス)。平日午前7時~午後7時の12時間で、計104,846台のクルマが通過。1分間に約146台のクルマが走った計算になります。

さすがにのんびりとしたドライブとはいかなそうですが、日本一の交通量がある道を走っているんだ、という実感はビシビシと味わうことができそうです。

国道16号

普段何気なく走っている道路も、成り立ちや特徴などを知るといつもと違った道に見えてくるもの。皆さんの暮らしている街には、どんな国道がありますか?

(根岸達朗+ノオト)

[ガズー編集部]