『マッドマックス』のクルマも再現! 名車が楽しめるレストラン

今年の6月、オーストラリア映画『マッドマックス』の30年ぶりとなるシリーズ第4作「怒りのデス・ロード」が公開されました(10月21日ブルーレイ&DVD発売)。本シリーズは凄腕のドライブテクを持つ警官マックスと暴走族との死闘を描き、バンクスタイルの暴走族たちが乗りまわす改造マシンが強烈な印象を与えた2作目で人気を決定づけました。

そのマックスが映画のなかで乗りまわす追跡用の特別パトカーが、インターセプター。ベースとなっているのはフォード・XBファルコンです。劇中ではV8エンジンにスーパーチャージャーを搭載し600馬力をたたき出すという設定。野生味ただよう漆黒のボディのボンネット中央には、巨砲のようなスーパーチャージャーが突き出し、スイッチひとつで急加速。砂ぼこりをあげながら砂漠のハイウェイを疾走します。

ちなみに同じ『マッドマックス』でも作品ごとに世界観が違うため、インターセプターも異なります。「怒りのデス・ロード」冒頭に登場するのは2作目のインターセプターをわずかにリメイクしたものです。このシリーズを観て「いつかはインターセプターを手に入れたい!」と野望を抱いた“やんちゃ小僧”も多いのではないでしょうか。

栃木県那須郡には、映画さながらのインターセプターが展示されているお店があります。それが、カフェレストラン那須PSガレージ。本場オーストラリアで劇用車の資料をもとに造り上げられた力作を輸入したそう。ホームページでは、ビルダーが時間をかけてインターセプターを再現していく過程が逐一報告されています。

メイキング オブ マッドマックス インターセプター フロム オーストラリア

船便で到着した完成車両は日本にてナンバーを取得。PSガレージでは1作目のインターセプター展示を終了後したのち、現在は2作目に登場するタイプを引き続き展示中です。

PSガレージにはほかにも多くのレアな名車がそろっています! いま展示されているものは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場するデロリアン タイムマシンや、『バットマン』に登場したバットモービル(マイケル・キートン版)、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』の撮影で実際に使用されたマツダ・FD3S RX-7など、珍しいクルマがたっぷり。a

この特徴的な扉は、デロリアン タイムマシン!
『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』で使用されたクルマ。監督のサイン入りはココだけだそう!

現在の展示については、公式ホームページからチェックできます。展示車両は随時入れ替えられているとのことなので、何度足を運んでも楽しめそうですね。

こちらのカフェ、展示の充実度が高いためか、クルマの博物館と勘違いして来店されるお客さんも多いのだとか。れっきとしたカフェレストランなのでお間違いなく!​

(塩こーじ+ノオト)

[ガズー編集部]

取材協力