あの名車が大変身! 注目旧車アラカルト【東京オートサロン2017】

モーターショーに匹敵するほどのビッグイベントとなった東京オートサロン。モーターショーと大きく違う部分としては、旧車が多く展示されているということではないでしょうか。新型車がメインのモーターショーとは違い、現代の技術で旧型車をアップデートするという点で、旧車ファンからも注目度が高くなっています。そこで今回は会場で見つけた旧車たちをピックアップしましょう!

会場内に展示された旧車の中で特に台数が多かったのが日産・フェアレディZ(初代)でした。安価ながら、当時の高級スポーツカーにも匹敵する性能を持ち合わせていたフェアレディZは、日本国内はもとより国外でも高い評価を受け、日本車が海外へ進出する足掛かりとなった1台と言われています。会場ではノーマル風のものから、当時の定番チューニングを施したもの、当時のラリーカー、現代の技術をふんだんに投入したものなど、さまざまなタイプの車両が展示されており、参加者の注目を集めていました。

明らかに旧車風のルックスを持ったこちらのクルマ。ベースは2代目日産・キューブなので厳密に言えば旧車ではありませんが、1970年代に登場した2代目ローレルのフロントマスクとテールランプをドッキングさせているということで、旧車とあわせてご紹介。無理矢理なようで意外とマッチしているのは、キューブが持つ四角いシルエットがなせる技でしょうか。

ロータリーエンジンと言えばRE雨宮を外すことはできません! こちらのマツダ・RX-7は3ローターNAエンジンを搭載したモンスターマシン。新デザインのエアロパーツを装着し、リトラクタブルヘッドライトを固定ライトに改めるなど大幅なリファインが行われています。しかし、こちらのFC3S型が登場したのは今から32年前の1985年。もう立派な旧車といっても過言ではありません。

こちらも先ほどのRX-7と同世代の日産・R32スカイライン。年式制限がクリアになり北米市場への中古輸出も解禁となったことで、海外のユーザーからも熱視線が集まっています。こちらの車両は今流行の張り付け系オーバーフェンダーをまとい、さらにワイド感を強調。マット系のペイントを施すことで古さを払拭しています。

いかがでしょうか。年式の古い新しいはクルマを楽しむ上では大きな問題ではない、というのがよくわかります。ベースが古くても最新モデルに負けない魅力がありますね!

(小鮒康一+ノオト)

[ガズ―編集部]