【写真で見る】モータースポーツジャパン2017 フェスティバル イン お台場~試乗会&レプリカ・ヒストリックカー編~

4月15日(土)~16日(日)の2日間にわたって開催された「モータースポーツジャパン 2017 フェスティバル イン お台場」では、モータースポーツにまつわる展示やデモランだけでなく、試乗会やヒストリックカーなどの展示イベントも行われました。

あの話題のスポーツカーに乗れる!「ふれあい試乗会」

「ふれあい試乗会」は国内外の最新モデル約30車種の走りを、自動車メディアで活躍しているジャーナリストのドライビングで体験できるプログラム。先着順で希望する時間帯で空いているクルマに試乗できるというシステムです。

国内外の最新モデル、およそ30モデルが用意されたふれあい試乗会。ジャーナリストの助手席に乗れるのも貴重な機会だ

この試乗会を目的にやってきた来場者も多く、イベント開場直後から列ができていました。並んでいる人に狙っている試乗車を聞いてみると、ホンダ「新型NSX」や日産「GT-R」といったディーラーでもなかなか試乗ができないスポーツカーに人気が集中(特に男の子の家族連れ)。中には、この試乗をクルマ購入の検討材料にするという方もいました。ナビシートに乗っている当選者の顔は驚きや笑顔ばかりで、普段雑誌を通じて見ているジャーナリストの方々との話も楽しんでいました。

コーナーを回るNSX。それなりの速度で走行するので外から見ているとなかなかスリリングだ
気持ちよさそうに走るレンジローバー・イヴォーク・コンバーチブル。乗車定員内なら当選者の家族や友人も一緒に試乗!

まるで本物!再現度100%のレプリカカー

イベント会場脇のセントラル広場は「カルチャー&レジェンドゾーン」となっており、レーシングカーやラリーマシンのレプリカカーや国内外のヒストリックカーが展示されていました。

レプリカカーは、定番のラリーカーや1990年代の人気カテゴリーだったグループAのスカイラインGT-Rが中心。筆者が「これは!」と感じたのはSUPER GTに参戦した「ペトロナストムス SC430」を再現したレクサス・SC430。そのほかにも左ハンドルのスバル・初代インプレッサWRX STIでインプレッサのWRCデビュー戦仕様を完璧に再現したものなど、オーナーのこだわりと愛情が感じられる素晴らしいレプリカカーが並び、ここだけで一日過ごせそうなほど、見応えがありました。

ウイングがまずに目についたGT500「ペトロナストムスSC430」レプリカ。シートもレース用のフルバケットシートが装着されている
走行26万kmでも絶好調のランチア・ストラトス・ラリーカー風のトヨタ・セラ。目標は、地球~月の距離(38万キロ)を走ること!
マカオGP(当時はポルトガル領)の「ギアレース」に出場した長谷見昌弘さんがドライブしていた「ユニシアスカイラインGT-R」

ノンレストアのヒストリックカーが集結!

さらにエリアを回るように歩いていくとクラッシックカーの展示ゾーンへ。貴重な車両は、どれも整備が行き届いたものばかりでした。特に日産車ゾーンに展示されていた日産・オースチンA50は、新車登録時のナンバーで完全オリジナルのノンレストア車両。取扱説明書や工具、保証書など、ひとつも欠品がないパーフェクトなクルマで驚きを隠せませんでした。

日産・オースチンA50。まるで新車登録時の1959年からタイムスリップしたかの様にしか思えない
最近「いすゞプラザ」を見学した筆者にとってタイムリーだったピアッツア・イルムシャー。普段の足として毎日運転しているという!

歴代のレーシングカー、1980年代のトヨタカローラ店で扱っていたクルマで構成されているクラブ「カローラ店80’s」のクルマたちの姿も。今でも旧車好きに根強い人気があるダルマセリカも並べられていました。「カローラ店80’sゾーン」では、当時10~20代だったと思われる来場者がオーナーと話しながら、そのときを思い出しているようなシーンも。記念撮影をしている姿もたくさん見られました。

左上から時計回りに70型スープラ、AE86カローラレビン、3代目カムリ、3代目セリカ・ツインカムターボ
4代目セリカ・コンバーチブル。ボディの状態は言うまでもなくキレイ!保存が難しい幌にもダメージが見受けられないのは流石
ナビシートから「E.T.」のエイリアンが顔を出しているガルウィング仕様のダルマセリカ。子どもたちにも大人気!
広場の中心部はトヨタ歴代レーシングカーがずらりと展示された「Legend of TOYOTA」。トークショーイベントが行われた。

いかがだったでしょうか? 今回筆者は、初日に訪れましたが、2日目は展示されているクルマが異なっていたみたいで、「2日間とも行けばよかった…」とちょっと後悔しました。それと同時に、今回展示されていたオーナー車を見て、来年で新車登録から20年になる自分の愛車もいつの日かこのイベントに並べられるように、大事に乗っていこうと思いました。

(クリハラジュン+ノオト)

[ガズー編集部]