今年、メモリアルイヤーを迎える国産名車たち~20周年編(1)

アラフォー世代の筆者からしてみれば、1998年というのはつい先日のような感覚になってしまいます。でも冷静に考えれば今から20年も前のこと。この年に生まれた子どもが立派な成人になる年と思えば間違いなくつい先日ではありませんね(笑)。

ということで、今回は1998年にデビューし、2018年の今年に20周年を迎える国産車たちをご紹介いたしましょう!

トヨタ・アルテッツァ

コンパクトなセダンボディにFRレイアウトを採用し、クルマを操る楽しみを主眼に置いたアルテッツァは、前後のオーバーハングを極力短くしたスポーツセダンとしてデビューしました。搭載されたエンジンは、210馬力を発生する4気筒2リッターの3S-GE型と160馬力を発生する6気筒2リッターの1G-FE型の2種類が用意され、前車はスポーツエンジンらしさが、後者は6気筒らしい上質さが楽しめる稀有な存在に仕上がっていました。

日本国外ではレクサスブランドからISとして販売されており、日本仕様には存在しない6気筒3リッターエンジンがラインナップされ(その代わり3S-GE型エンジンはラインナップされない)内外装もレクサス準拠の上質なものが採用されていました。なお、のちにアルテッツァにもレクサスISに準じた装備を持つ「L-エディション」が追加され、最上級グレードとなっています。

現在販売中のレクサス・IS
現在販売中のレクサス・IS

その後アルテッツァは2005年まで販売され、同年にレクサスブランドが日本国内で立ち上がったタイミングでISとして2代目へ移行。現在は3世代目のISが販売中です。

トヨタ・プログレ

高級車=大きなボディというヒエラルキーが存在している日本。そこに風穴を開けるべく高級車としての品質や性能を(ほぼ)5ナンバーサイズのボディに凝縮した「小さな高級車」がこちらのプログレです。

ボディサイズこそコンパクトですが、内装には本木目(ウォールナットやマホガニー)を使用し、本革やジャカード織をシートの素材として使用するなど、高級車としての不文律をしっかり守っており、搭載エンジンも余裕たっぷりの直列6気筒の2.5リッターと3リッターの2種類が用意されていました。

どちらかというと保守的なルックスではありますが、当時のCMでも「少しずつゆっくり好きになる」と言っていたほど。現在でも日本の道路事情に合ったボディサイズと充実した装備、上質感の虜となって愛用し続けるユーザーも少なくなく、後継車種が存在しないのが残念です。

日産・キューブ

今でこそ室内空間を拡大するために背の高い四角いスクエアなボディを採用する、というのは常套手段となっていますが、早い段階で普通車に取り入れたのが98年2月に登場した「立方体」を意味する名前が付けられたキューブでした。

ベースとなったのは2代目マーチですが、20cm高められた車高やガラスハッチを持ったリアゲート、ダイブダウン式のリアシートなど、「アソブ、ハコブ、キューブ」というコピーにふさわしい利便性を追加した車種であり、瞬く間に人気車種となったのです。

それ以外のマーチとの差異は、ボディが大きく重くなったためにマーチに設定のあった1リッターエンジンは採用されず、全車1.3リッターとなり、マニュアル仕様も省かれています。また、2000年のマイナーチェンジまでは乗車定員が4名(マーチは5名)となっている点も異なる部分。

なお、現在は3代目モデルが販売中ですが、こちらは2008年11月デビューとまもなく10年選手となるロングセラーモデルとなっています。

次回は同じく20周年を迎える国産車後編をお送りします。

(文:小鮒康一 編集:ミノシマタカコ+ノオト)

[ガズー編集部]

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