レクサスのミニバンも! 上海モーターショー2019で公開された、気になる日本車6台

いまや、世界でもっともクルマが売れるマーケットとなった中国。そんな中国を代表する都市のひとつである上海で4月末にモーターショーが開催されました。今回は、そこで発表された注目の日本車を紹介しましょう。

中国で大人気のセダン、日産シルフィ

フルモデルチェンジした新型が公開された、日産「シルフィ」。なんと中国でもっとも売れている日本車なんです。たった1車種で年間40~50万台(SUBARUが世界で販売する全車種の半分にもなる)を中国で販売するというから驚きですね。
フルモデルチェンジした新型はさらにスポーティになったスタイリングが自慢で、フカフカのクッションを組み合わせた後席の座り心地のよさが印象的でした。スマホと連動した音声入力機能など、コネクテッド機能の充実もトピック。

なんと、C-HRの電気自動車がデビュー

政府の後押しもあって、中国市場ではEV(電気自動車)が爆発的に増えています。そこでトヨタから発表されたのが「C-HR」のEV。詳細なスペックはまだ公表されず、発売も2020年というからもう少し先ですね。
トヨタはこのほか、新型RAV4、アルファード/ヴェルファイアのハイブリッドなどを中国に投入される新モデルとして、上海モーターショーで公開しました。

トヨタIZOAってどんなクルマ?

こちらもEVモデルがお披露目された「IZOA(イゾア)」。日本にはない車種ですが……よく見るとC-HRにそっくり!? 実は販売チャンネルが異なる、C-HRの兄弟車でした。
ちなみにトヨタは、2020年代前半には世界で10車種以上のEVを展開するのだとか。

どこかで見たことがある!? ホンダの中国専用EV第2弾

ホンダブースでもっとも目立つ場所に置かれていたのが、この「X-NVコンセプト」。今年後半に発売される予定のEVです。どこかで見覚えがあるような……とピンときた人は鋭いですね。実は日本で売っている「ヴェゼル」をベースに一部のデザインを変更したモデル。それにしても、電気自動車のニューモデルが多いんです、中国は。

あれ、名前が変わっている? 三菱のコンセプトカー

三菱が発表した「e-Yiコンセプト」。「イーイーコンセプト」と読むのですが、中国ではとてもいい言葉なのだとか。実は3月の上旬にスイスで開催されたジュネーブモーターショーに「エンゲルベルグツアラー」として公開したモデルの“名前違い”なのですが、よーく見ると色が違ったり、ルーフの上の形状が違っていたり……まるで間違い探しです(笑)。

突如登場した、レクサスのミニバン

突然現れて日本から訪れたメディアを驚かせたのが「レクサスLM」。なんと、レクサス初のミニバンです。見ての通り車体のベースはアルファード/ヴェルファイアですが、後席には大きくて豪華なシートを装着して4人乗りに(3列シート7人乗りも用意される)。

前席の後ろに26インチのテレビや昇降式の窓を備えたパーティションを設置するのも特徴ですね。VIPが移動に使うストレッチリムジンの感覚です。

実は中国や東南アジアでは、VIPが運転手付きで移動するためのクルマとして豪華なミニバンが大人気。このレクサスLMはそんな人たちに向けたレクサスの新しい方向性というわけです。2020年前半から発売だそうですが、日本への導入予定はないそうです。残念ですね。

(文:工藤貴宏 編集:ミノシマタカコ+ノオト)

[ガズー編集部]

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