【初心者向け】クルマやラーメンでも!? 音楽サービスでよく聞く「サブスクリプション」って何だろう?
最近、ときどき耳にする「サブスクリプション」という言葉。いったい、どのようなものなのでしょう? 今回は、その言葉の意味やサービスの内容を紹介します。
利用期間に合わせて支払う方式=サブスクリプション
「サブスクリプション」とは、サービスに対する料金の支払い方法のひとつ。「サブスクリプション方式」や「サブスクリプションサービス」といった表現で使われることがあります。
その仕組みは、「モノを一度に買い取る」のではなく「利用する期間に応じて料金を支払う」というもの。英語でサブスクリプションは「subscription」となり、その意味は「予約購買」や「会費」とあります。「subscription TV」を「有料会員制テレビ」と言うと、イメージがしやすいかもしれません。
サブスクリプション方式のサービスで有名なものに、音楽配信サービスの「Spotify(スポティファイ)」があります。こちらでは、1か月980円を支払うことで、広告なしの音楽聞き放題サービスが利用できます。
さまざまな分野に広がるサブスク方式! まさかの分野にも?
また、「Hulu(フールー)」や「Netflix(ネットフリックス)」、「DAZN(ダゾーン)」などの動画配信サービスも同様に、1か月ごとに料金を支払うサブスクリプション方式です。エンタメ系では、ネット配信型のゲームでもサブスクリプション方式が採用されています。
従来は買取式が中心だったPC用ソフトウェア。でも最近はPhotoshopやIllustratorなどのAdobe製品やMicrosoft Officeなどでも、サブスクリプション方式が増えています。
そうしたサブスクリプション方式は、デジタル関連のエンターテインメント系以外にも広がっており、飲食店で採用する例もちらほらと見受けられるようになってきました。驚くことには、ラーメン店で月額サービスを行うところも出現しています。
クルマの世界にもサブスクリプション方式が登場
そのような流れの中で、クルマの世界でもサブスクリプション方式が登場しました。
それが、2019年春からトヨタがスタートさせた愛車サブスクリプションサービス「KINTO ONE(キント・ワン)」と「KINTO SELECT(キント・セレクト)」です。
「KINTO ONE(キント・ワン)」は、3年間で1台のトヨタ・ブランド車を、「KINTO SELECT(キント・セレクト)」は3年間で6種類のレクサス・ブランド車を月額料金で利用できるというもの。いずれも、保険や税金、メンテナンス費用がすべて込々の定額サービスとなります。こちらのサービスは、旧来であれば「リース」と呼ばれるもの。ただし、その内容はサブスクリプション方式そのままです。
クルマの世界までひろがったサブスクリプション。一括支払いや分割よりも、手軽に利用できるのがポイントです。支払い方式の多様化は、クルマを手にすることのハードルを下げることも意味します。お気に入りの愛車と出合える人が増えることを期待したいと思います。
(文:鈴木ケンイチ 編集:ミノシマタカコ+ノオト)
<関連リンク>
KINTO
https://kinto-jp.com/
[ガズー編集部]
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