こだわりの6連スロットル仕様も!「スープラ全国オフ2019」でオーナーインタビュー ~80スープラ編~

年1回行われるSOC(スープラオーナーズクラブ)の全国ミーティングが、11月4日(日)に静岡県裾野市の「帝人アカデミー富士」で行われました。およそ250台が集まった文字通りの全国規模のミーティングには、さまざまな年式、グレード、カスタマイズのスープラがずらり。前回の「70スープラ編」に続き、オーナーインタビュー「80スープラ編」をお送りします。

快適快速ドラッグ仕様

エアロパーツが決まっているこの白い80スープラは、女性オーナーが新車から大切に乗っているもの。タービンまで交換された、モンスタースープラです。

「周りの友人の影響もあったのですが、若いうちにスポーツカーに乗ろうと考えて買いました。でも、楽に乗りたかったので、実はATなんです。気がついたら20年以上経ってしまいました(笑)」

購入してからしばらくはノーマルで乗っていたそうですが、オイル交換などをDIYで行うようになったことをきっかけに、チューニングに興味が湧いたそう。そして、停止状態から400m先のゴールまでのタイムを競う「ゼロヨン」にハマっていきます。

「東北に住んでいるので、震災の影響でもう走れなくなってしまったのですが、よく仙台ハイランドレースウェイに行っていました。最初はブーストアップだけだったのですが、エンジンブローを機にタービン交換などをして、最終的に現在の3.1Lビッグシングル仕様に落ち着きました。今はもうゼロヨンはやっていませんが、ラインロックもスクランブルブーストのスイッチもついたままなんですよ」

もうこのハイパワーを開放するステージはなくなってしまいましたが、「これからも大切に乗っていきたい」と語っていたオーナー。外見もあまり派手でなく、室内もシートの変更とメーター類の追加程度で、見た目と中身のギャップが激しい1台でした。

見た目も走りも中身もバッチリ!

ブラックのボディカラーとシルバーのホイールでモノトーンに仕上がっているこちらの80スープラ。足下を見るとビッグキャリパーが装着されており、走りのアップグレードもバッチリといったい印象です。しかし、このクルマの見どころは、カーオーディオショップに勤めるオーナーが作り上げた内装とオーディオシステムにありました。

「オーディオやスピーカーをグレードアップすることはもちろんですが、デッドニングなどをして、遮音性を上げています。ノーマルと比べて150キロほど重くなっていますが、いい音に仕上がっています」

実は80スープラは2台目だというオーナー。スープラ歴は10年になりますが、この黒いクルマは所有して3年ほどだそう。

「諸事情があって乗り換えることになったのですが、以前から持っていたパーツを移植しました。このクルマは当初、ATだったのですが、手持ちであったMTに乗せ換えています。サーキットから街乗りまで快適な仕様を目指しています」

これからは、より走りの部分をアップグレードしていくとのこと。進化が見逃せない1台です。

家族との思い出がたくさん詰まったスープラ

こちらも同じブラックの80スープラですが、タービン交換仕様やワイドボディ化が目立つ中でほどよく車高が落ち、「大人のスープラ」という印象。ノーマルを基本とする見た目ながら、細かなポイントにセンスを感じさせます。

「基本的にノーマルで、自分で少しずつカスタマイズしてきました。レッドのシートカバーを装着したり、スカッフプレートに加工をしたりしています」

オーナーさんは、このクルマを新車で購入して25年になるそうで、理解ある家族との思い出もたくさん詰まっているとのこと。

「結婚前に購入したのですが、家族の理解があって今日まで所有することができました。まだ子どもが小さいころは、このスープラに乗って家族で富士スピードウェイにレース観戦にも行きましたね。思い返すと、思い出が詰まったクルマです」

オーナーさんとご家族にとって、かけがえのない存在になっているようです。まだまだ新しい思い出が作られていくことでしょう。

こだわりの6連スロットル仕様

社外のエアロパーツが装備されているものの、大人しくまとめられたこちらのスープラは、エンジンルームの中にオーナーのこだわりが隠されていました。ノーマルではシングルスロットルのスープラが、6連スロットル仕様となっているのです。

「アクセルを踏み直したときのレスポンスを求めて6連スロットル仕様にしました。NAで6連スロットル仕様はいますが、ターボで6連スロットルのスープラはほかにいないと思います。それだけに、ワンオフの部分が多くて苦労しましたけどね」

6連スロットルに目が行きがちですが、足回りやボディ補強にもしっかりと手が加えられています。見る人が見れば「よく考えられて作られている」、そんな印象を受ける1台です。ここまでの究極の1台を作り上げた理由は何なのでしょうか?

「サーキットで、ポルシェターボに負けたのが悔しかったんです。パワーも車重も同じぐらいなのに離されていく……。もう根本的に車体の性能が違うと思いましたね。そこで、一から作り直してこの形になりました」

これほどの完成度を誇るカスタマイズは、なかなか存在しないもの。大人しい見た目ながら、キッチリと仕上げられた渋い1台です。

会長の愛車はド派手なワイドボディ!

最後に紹介するのは、SOC会長の愛車です。スープラの乗り味や作り、そのすべてに惚れ込んでいると言います。

「FR車が大好きなので、スープラの乗り味はとても気に入っています。それ以外にも、ネジ1本の作りまでよくできているなと感じているのですが、何よりもお気に入りなのは内装ですね。コクピット感というか、包み込まれる感じがなんとも言えません」

スープラに乗るようになって、多くの人との交流が生まれたという会長さん。なんと、奥様と知り合ったのも、スープラがきっかけだったそう。

「私でSOC会長は3代目になりますが、初代会長とはもう20年近くの付き合いになります。気がつけば、スープラ以外でも交流するようになりました。実は妻と知り合ったきっかけもスープラなんです」

「もうスープラは降りられないねぇ~」と周りのオーナーたちに言われていましたが、そのコメントに終始会長は笑顔でした。「これからもスープラオーナーが集まれる機会を多く作っていきたい」と語っていたとおり、この先も会長さんにとってスープラは大切な存在であり続けるでしょう。

SOCの全国ミーティングは、年に一度の開催です。来年はGRスープラの姿も見られるかもしれません。熱きオーナーさんたちによるスープラライフは、これからも続いていきます。

(取材・文・写真:西川昇吾 編集:木谷宗義+ノオト)

<関連リンク>
SOC(スープラ オーナーズクラブ)
http://supra.gr.jp/

[ガズー編集部]

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