【全日本ラリー】安定したペースを刻み開幕戦でJN2クラス優勝を達成

2019.02.04 17:45

: 観戦ポイントでもあるナイトステージを力走するTGR Vitz GRMN Rally

2月1（金）～3日（日）にかけて、2019年シーズンの全日本ラリー選手権(JRC)第1戦「Rally of Tsumagoi」が、群馬県嬬恋村を拠点として行われました。TOYOTA GAZOO Racingの眞貝知志／安藤裕一組(TGR Vitz GRMN Rally)は様々な路面が混在する難しいラリーでJN2クラス優勝を果たしました。

モータースポーツの厳しい環境の下で「人を鍛え、クルマを鍛える」ことを目的として、2015年から全日本ラリー選手権に参戦するTOYOTA GAZOO Racing。今回のラリーは、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチームでの経験を持つメカニックや、新たに加入するメカニックなどが合流するほか、スノーラリー初体験のメカニックもいるなど、以前にも増してクルーを支えるチームワークが重要なカギとなる一戦です。

参戦車両は昨年に引き続きTGR Vitz GRMN Rallyを使用し、サスペンション周辺を中心に開発を続行。また、全日本ラリー選手権のクラス区分が変更され、TGR Vitz GRMN Rallyの参戦クラスはJN2となりました。監督の豊岡悟志は「今シーズンはTGR Vitz GRMN Rallyをさらに進化・熟成させていきたいと考えています」と、今年の参戦目的を説明しています。

今大会は、スノー路以外にも凍結路や舗装路など、様々な路面コンディションへの対応力が問われるラリー。チームはTGR Vitz GRMN Rallyで初のスノーラリーに備えて雪上でのテストを敢行し、この難しい一戦に挑みました。金曜日のナイトセクションで、眞貝選手はチェーンが切れる不運に見舞われながらも、すべてのSSでベストタイムを刻み、JN2クラス首位を快走。ラリー2日目も雪、アイスバーン、シャーベット状の路面、濡れた舗装など、刻一刻と変化する路面にしっかり対応し、首位を守ります。最終日に行われた6SSも安全なペースで走り切り、開幕戦でJN2クラス優勝、総合順位でも5位に入る力走をみせました。