【連載全16話】第9話 フォード・グラナダ…地名が車名になっているクルマ

いったいどんな理由で付けられたのか? 今回は、国内外の地名がそのままモデル名やグレード名になっているクルマ、16車種をピックアップ。週替わりで紹介します。

フォード・グラナダ

大衆車のエスコートに始まるヨーロッパ・フォードの一元化政策のもと、1972年に登場した新たなフラッグシップ。それまでのイギリス・フォードのゼファー/ゾディアック、ドイツ・フォードの17M/20M/26Mを統合したモデルで、グラナダという名称はアルハンブラ宮殿があるスペイン南部の都市に由来する。パワーユニットの選択幅などには、イギリス版とドイツ版(写真)で若干の違いがあるが、ここではドイツ版について述べよう。

グラナダはオペル・コモドーレやアウディ100などと市場を争うアッパーミドルサルーンであり、ボディータイプは2ドアセダン、4ドアセダン、2ドアクーペ、5ドアワゴンの4種。このクラスでも2ドアセダンがラインナップされていたのは当時のドイツの慣習で、英国版には存在しなかった。ルックスは当時の米国資本系欧州車に共通する“小さなアメリカ車”のテイストだが、前:ダブルウイッシュボーン/コイル、後ろ:セミトレーリングアーム/コイルという4輪独立懸架をヨーロッパ・フォードとしては初採用。パワーユニットはV6 OHVで、標準が2.3リッター、オプションで2.5リッターと3リッターが用意された。

1974年には最上級グレードのギアを追加、その後1.7リッター直4および2リッターV6エンジンも選択可能となる。その後1977年と1985年にフルモデルチェンジを受け、3代目まで存在した。なお本家アメリカのフォードにも同じグラナダの名を冠したラグジュアリーコンパクトカーが1975年から存在したが、こちらは一代限りで終わった。

[ガズー編集部]

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