華やかに SUPER GT HEROES 2017開催!

12月1日(金)、都内にて、SUPER GT HEROES 2017が開催されました。こちらは、大人気のSUPER GTのオーガナイザー、GTアソシエーション主催のシーズンエンドパーティーで、タイトルスポンサー、シリーズパートナー、シリーズスポンサー、そして参戦している全チームが集います。

パーティーですので、列席するドライバーの方々は、サーキットとはガラリと違った装いで登場します。カッコ良さにさらに磨きがかかるのですが、サーキットへは、公式にはしばらく姿を現さなくなるので、各メーカーのイベントがまだ残ってはおりますが、今年で3回目の開催となるこのパーティーで、SUPER GTの今季が終了するという訳です。

この会はシリーズ表彰を行う会なのですが、ドライバー、チーム、各クラスのシリーズランキング3位までが、表彰を受けました。

〇イベントの詳細は、こちら SUPER GT公式サイト
https://supergt.net/news/single/17742

各表彰が済みますと、全チームの監督やエントラント代表、またドライバーもクラスごとに3回に分け全員が壇上に集まり壮観。これが、きっとパーティーのタイトルなのだなと。みんながHERO!という事ですね。

GT500クラス

GT300クラス

監督

GT500クラス、全ドライバーを代表して、チャンピオンを獲得したお二人(KeePer TOM’S LC500平川亮選手、ニックキャシディ選手)が挨拶。ふと、母のような気持ちで心配してみていた自分がいました。母性強すぎです。でも、そこはプロです心配はありませんでした。若い平川選手が、この先のドライバー人生の長さをさらっと話すと会場から笑いが…。そして、あくまでもこれがプロセスでありもっと上を目指す発言をしていましたね。スーパーフォーミュラのルーキーオーディションにも名前がありました。きっとシートを獲得して、もちろんチャンピオンを目指すはずですので、そこからまたステップアップが目標でしょう。残された時間も沢山あるので、頑張って欲しいですね!

キャシディ選手は、会場に来た時から、顔がうれしさでいっぱいでした。若い、はじけた感じがするのは、キャシディ選手の方かなといつも思いますが、仕事の時はがらりと変わります。はしゃいでみたりしつつ、すぐごめんなさいと真面目モードに切り替わります。チャンピオンとして、この壇上でそしてセンターに立つことに感激していましたね。平川選手同様に各方面に感謝の気持ちを述べ、また日本に来て夢が叶ったことやトムスというチームの一員になれたこと、日本に来て3年目でSUPER GTチャンピオンになれたことも感慨深いとコメントしていました。

GT300クラスもチャンピオンのお二人(グッドスマイル 初音ミク AMG谷口信輝選手、片岡龍也選手)が挨拶。こちらの二人はベテランらしい言葉で挨拶しました。昨年、チャンピオンが挨拶しているのを見て、悔しかったと。でしょうね。GT3勢が苦戦していたように思いますので、余計にそうだったでしょうね。今年は、開幕戦で勝利しそれが弾みになりましたが、シリーズランキング2位のLEON CVSTOS AMGも同じクルマのタイヤ違い、しかも同様に速いという最強のライバルでした。LEXUSのRC F GT3が本格的にデビューし、若手の二人もシリーズを脅かしました。ベテランと若手の構図もとてもおもしろかったです。匠のベテラン、勢いの若手、どちらのスキルも生かされるのが、SUPER GTなのかなと思わせてくれました。

オフシーズンに入れば、ゆっくり休むことができると思われる方もいるかもしれませんね。実は、これからが忙しい時期です。チームは、スポンサー営業に奔走します。もちろんシーズン中から、常に動きはありますが。水面下でドライバーのシート争いも繰り広げられているでしょう。GT500クラスは、海外でプレシーズンテストを行う場合もありますので、そこに参加する為には、もうこの時期にシートが確定していると安泰と考えますが、これからオーディションもあるかもしれません。人や心の動きも大きくあるのがこの時期です。わたしは、情報は自分からは求めないタイプ。得たところで、ネタにするのは下品過ぎ。シートを得る者もあれば失うものもいる。プロですから、覚悟の上でお仕事されていると思いますが、開幕までわからないと考えれば良いかなと思っています。

ストーブリーグは、ファンならどなたでも興味がありますよね。業界もさまざまな噂やデマも流れたりするんですよ。もちろん、途中で状況が変わるということもありますし、決定していたことがダメになったりするパターンも。正式な発表まで待つのが一番です。

リーマンショックの時のことをふと思い出しました。レースできるんだろうかと思ったあの時期をね。自分の仕事にも影響しましたので、今、こうして日本でまたモータースポーツが盛り上がり、そして世界で活躍するドライバーがいるという状況、モータースポーツ大好き自分としてはうれしいです。好き度と知識は比例しておりませんが…。来季もまた話題満載の素晴らしいシリーズに期待ですね!それでは、また!

(写真 GTアソシエイション、大谷幸子)

[ガズー編集部]