いたる所でバトル!オーバーテイク!戦略それぞれでおもしろかった! ~スーパーフォーミュラ第5戦現場レポート~

8月18日(土)、19日(日)、スーパーフォーミュラ第5戦がツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)にて開催されました。これがおもしろくてね~!多分、今までのスーパーフォーミュラの中でと言ったら怒られちゃうけど、おもしろかったんですよね~。バトル!これが至るところで繰り広げられていました。

  • (動画:スーパーフォーミュラ公式YouTubeチャンネル)

予選は、ホンダ勢優位のムードで進んで行きました。野尻智紀選手と松下信治選手、速かった。気になる二人が揃って上位に。チャンピオン石浦宏明選手、トヨタ勢で奮闘していましたが、最後はコースレコード! サーキットのどよめきがピットまで聞こえました。お見事でした。パルクフェルメでの表情は、今まで見たことがないほど自信に満ちていて、そのお顔を見た瞬間、明日(決勝)も心配ないなと、そう思いましたよホントに。もてぎは抜けないサーキットということではなく、力のこもったお顔でしたからね。お顔を見てたら、撮り逃しました…。

石浦選手、3人目のお子様が産まれた3姉妹のパパになったのは、もうSNSを通じてご存じの方も多いかと。わたくし、一応母親してますので、それを知った瞬間、ライフスタイルが変わるから大変だろうと思い、LGDA夏祭りで石浦選手に伺ったら、上のお子様を寝かしつけたりとしっかりパパ業も頑張っているとのことでした。仕事の時間もきっちり確保してメリハリでやっていらっしゃるんでしょうね。

オンオフ、切り替えが上手なのでしょう。今回も、しっかりと村田エンジニアと準備をして来たそうです。昨年このもてぎで予選17番手から4位に入賞を果たした経験も、きっと生きているのかなと。下位に沈みこれは大変と思った昨年でしたが、エンジニアと絞り出した策?で怒涛の追い上げをしました。石浦選手不死身だなと思ったのですよ、その時。今回の決勝では、シフトに不具合が出てしまい、不安要素を抱えつつ走ったそうですが、何かもうあらゆる面で、結果を導くところ、強いですね!おめでとうございました!

2位の平川亮選手は、2ピットで来ましたね。2ピット作戦があんなに有効だと思っていなかったです(失礼)。もちろん、ドライバーが速いことがマストだし、関口雄飛選手の仕事っぷりにも助けられたのかな。2番手まであがり、今季初表彰台獲得でした。もっと早く表彰台に乗ってても良かったと思いますが、いかが?

レッドブルジャパンサポートのドライバーである平川選手。今回は、本国のレッドブル首脳陣がもてぎを訪れていましたが、大きなアピールになったのかな。レッドブルさんは、2019年はGTとSFをサポートするような発言が、スーパーフォーミュラ公式サイトのインタビューに載っていました。

また、昨年このカテゴリーを走っていたレッドブルドライバーのピエール・ガスリー選手は、今季F1のシートを獲得し参戦していますが、現在のトロロッソからレッドブルのチームへの移籍がこの度発表されました。昇格という言葉を使っても良いですかね。このうれしい報告に、いつか日本人が続いてくれるならさらにハッピーですね。レッドブルさん頼み?メーカ―違うけど(汗)。

平川選手のチームメイトの関口雄飛選手。予想外の結果でしたが、次はサポートではなく、きっちり雄飛らしいレースを魅せて欲しいです!今回は、“仕事”をきっちりしたけどね。

そして、3位に入ったニック・キャシディ選手! マシンからイライラ感が伝わって来ました。マシンを自由自在に操るのねえと、今更ながら見ていましたが、まあ、オーバーテイクシーンが、スーパーGT同様かっこいいね。今季は、チャンピオン争いに絡んでいますというか、第5戦終了時点でポイントリーダー。あと2戦あるのでまだ静観ですが、スーパーGTも同様ですので、これからますますナーバスな彼になるのかな。

トムスは、元気なかったねえ。WECシルバーストーンとスケジュールが重なったことで、中嶋一貴選手や小林可夢偉選手(KCMG)が欠席となった訳ですが、中嶋選手の代わりに乗ったJP・デ・オリベイラ選手とジェームス・ロシター選手が予選で下位に沈み…、沈みすぎでびっくりしました。ジェームスは、決勝は9位でチェッカーを受けたのですが、オープニングラップで接触やらもろもろあったようで…。昨年からチームが苦戦しているイメージですね。かもーん“安定感”でしょうか。かつてのSFチャンピオンチームの今後は、どうなる?ちょっと心配だよ。

2ピット作戦、決勝のスタートタイヤもそれぞれと、戦略の違いが目に見えたことと、それにより“ストップ・アンド・ゴー”で抜けないと言われて来たこちらのコースで、あれだけ魅力的なレースを展開してくれて大満足でした。今季、2種類のタイヤを使用していることの主眼とするものを果たしてくれたのではないでしょうか。

SFもてぎにTOYOTA GAZOO Racingブースが初出展したり、エンジョイホンダ、SF19という来年から使用するマシンの展示などがあったりと、夏休みのサーキットは賑やかでした。

フォーミュラのレースは、スーパーGTの“ハコ”同様、と~っても高度な技術力を駆使しておもしろいレースをしているので、ぜひ観に来て欲しいですね!次の岡山ラウンド(9月8日(土)~9日(日))も注目ですよ!それでは、また!

(写真:折原弘之・大谷幸子 / テキスト:大谷幸子)

[ガズー編集部]

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