【70スープラ】メンテナンス記録 ~クルマ離れ世代のクルマ好き男子の野望 Vol.14~

皆さま、こんにちは!お久しぶりです。「ナナマル」です!『70スープラ』を乗り始めてもうすぐ4年が経ちます。ショップに行って、初めてクルマと対面した瞬間の感動は、いまだに鮮明に覚えています。購入時の走行距離は約11.4万キロでしたが、現在は約15.2万キロと約3.8万キロ駆け抜けました。

そもそも中古車であり、いつ誰がどのタイミングで、どこをどのようにメンテナンスしたのかは分かりません。手を加えたりするのも楽しいですが、長く乗るには、やはり修理と整備は絶対に欠かせませんよね。そこで、今回はメンテナンスについて書きたいと思います。

経緯としては、先日クルマに乗る前に、エンジンルーム内を目視で確認していたところ、ヘッドカバー付近に若干のオイル滲みを発見しました。また、まれにエンジンルーム内から、甘い匂いがしていた為、どこからか水漏れしていると思い、確認するも見つからず。

最初は、リザーバータンクのキャップの排出部分から漏れたクーラントによるものだと思っていました。しかし、それにしては匂うなぁと思いつつ、改めて確認すると、ヒーターホースからクーラントが噴いた跡がありました。

自分自身での交換も考えましたが、これからも長く乗れるようにといった思いと、工賃を一度に収めたいという考え、お世話になっているショップの方に、メンテナンス兼チューニングをお願いしました。内容としては、オイルと水回りのホースの交換と併せ、タービンとブレーキキャリパーのOHです。

メンテナンスの内容

まずは“オイル漏れ”ですが、思い切ってエンジンのカム回りやクランク前後、ヘッドカバーのシール及び、ガスケットの交換をしました。元々は、エンジンのタペットカバーからの滲みが発端でしたが、今後の策も兼ねて、交換できる箇所はすべて交換をしました。

併せて、タービンのオイルホースも交換しました。ただ、一部のオイルホースは、生産廃止となっていたので、元々持っていた、同サイズの汎用の耐油ホースで交換予定でしたが、ショップさんのノウハウにより、他車種のホースを流用していただきました。現在は、漏れなども一切無くなり、安心して乗ることができます。

続いて“水漏れ”ですが、アッパーとロアホースは、元々交換していたものの、交換後に、他所に圧がかかった為か、ヒーターホースから少しずつ水が漏れていたので交換。他の箇所も、同様、交換ができる場所はすべて変えました。交換前は、少しずつ、ラジエーター内の液量が減っていたので、クーラントを、つど、注ぎ足していましたが、現在は、液量などの問題はありません。

そして、“タービンのOH”です。白煙が出る、異音がするなどの不具合はありませんが、走行距離からして不安要素があった為、交換を決意しました。ただOHするだけではなく、前々から気になっていた、ハイフロー加工をお願いしました。純正タービンのブレードがセラミックに対し、ハイフロー加工により材質がスチールと頑丈になりました。

また、コンプレッサー部分が5枚羽だったのに対し6枚かつ大型の羽になっています。併せて、排気側のブレードは、詰まる排圧を多く逃がせるよう、カットバック加工をしていただきました。ただ、タービン単体では、性能をフルに活用できないので、以前から購入していた燃料系のパーツを持ち込み、セッティングをしていただきました。

また、作用角の広いカムシャフトも、一緒に組んでいただいたので、街乗りも乗りやすくなりました。少し踏むと、より気持ち良く加速してくれます。

最後に“ブレーキのOH”です。ブレーキに関しても、効き方や制動に異常は感じていませんでしたが、いつ不具合が起きるか分からないのと、事故に直結する箇所なのでOHを依頼しました。併せて、ホースをステンメッシュへ変更していただきました。以前よりも、踏み応えが増したような感覚があります。以上が、今回のメンテナンス兼チューニングの内容です。

今後、いじりたいところ

あくまでリフレッシュは省きます。今後は、前オーナーが装着していた“車高調”を交換したいです。全長調整式かつ減衰力が調節できる車高調を手に入れて、ステアリングを切った際の応答性と、タイヤのグリップ性能と、乗り心地の均衡が上手くとれる塩梅を探してセッティングしてみたいですね。できるか分かりませんが、『BMW』の“M”のような乗り味を目指しています。

続いて“ブレーキキャリパー”です。ブレーキのOHをしていただきましたが、ゆくゆくは一回り大きいキャリパーと、ローターを装着したいです。現状のスポーツタイプのパッドと、スリットローターでの効きに満足していますが、ワンサイズ大きくした時の制動力の違いが気になっています。

大きすぎず小さすぎずのサイズを考えているので、『80スープラ』の“RZ”のようなF:4POT、R:2POTくらいのサイズを考えています。ローターは純正よりおよそ20~30mmくらい大きいものを入れてみたいです。

最後に“内装のおめかし”です。ダッシュボードや各内装パネルが、経年劣化によって、いつ割れるか心配です。その為、シリコンが含まれたコーティングを、適時塗っています。太陽光の紫外線によって痛むらしいので、海外の通販サイトで見つけた、本革のカバーを各所に被せたいです。車内を赤色と黒色で統一させたいですね。

ヘリテージパーツについて

2019年5月、『GRヘリテージパーツ・プロジェクト』が発表されましたね。職場でニュースを見た時は、正直驚きました。“70・80スープラ”が対象みたいですよね。

欲を言えば、外装の各モールや、内装の細々した部分、あとは各センサー類などの、代用が利かない部分の部品が再販されると非常に嬉しいです。ショップの人と少しお話ししましたが、車検に関わる部品が無いから、車検をパスできないというケースは多々あるみたいです。クルマの存続にも大きく関わってくるので、部品の再販を切に願います。

また、今回は“70・80スープラ”が対象ですが、トヨタでいうと“レビン”や“トレノ”、“MR2”、“セリカ”などを愛車にしている方も身の周りにいます。今後のプロジェクトが拡大し、他車種の部品供給もされると良いですね。

メンテ、今後の野望、部品供給について書かせていただきました、読んでいただきありがとうございます!今年も残すところ1ヶ月を切りました。2020年も、皆さまにとってステキな年になることを祈っています。では、またどこかでお会いしましょう!

(写真/テキスト:ナナマル)

[ガズー編集部]

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