ホンダ N-ONE 新型試乗 「プレミアム」を選ぶなら15インチ+ターボ…島崎七生人
試乗車は「プレミアム」。従来モデルにも設定があったグレードで、ネーミングのとおり“コンパクトな上級車感覚”が味わえる仕様である。シャイニンググレー・メタリックの実車は、暗すぎず、しっとりといい色味が存在感のある雰囲気だった。
プレミアムということでクロームメッキの横桟の入った専用グリルや、サイドウインドゥ、ドア下、などにクロームのアクセントが加わり、エレガントなルックス。試乗車はノンターボだったため14インチの写真のアルミホイールが標準だが、「プレミアムツアラー」の15インチの細いスポークや、ホンダアクセスが用意するクラシカルなデザインの14インチ、15インチのアルミホイールも、実際に装着してみればこのクルマには馴染むかもしれない。
室内は革巻きステアリングホイール、革巻きセレクトレバーが備わり、まず感触のよさで上質感が味わえる。さらにプレミアムではインパネの加飾パネルがブラックウッド調となり落ち着いた雰囲気。それとコンビタイプのシート表皮も、ダークグレーの奇をてらわない色調と風合いがよく、幅広い年齢のユーザー(=年配の方でも)馴染みやすい、そんな仕上がりになっている。
装備を見ると、前2座席にシートヒーターが付くのが何といってもありがたい(「オリジナル」の4WD車以上に標準だ)。ほかに電子制御パーキングブレーキ、パーキングセンサー、オートブレーキホールド機能や、安全支援機能のHonda SENSINGといった心強い装備、機能が標準搭載されている。
走りは基本的に快適だ。同日に試乗した「RS」が好印象だったので、それとの比較になるが、パワーユニットの性能差、タイヤサイズの差は、乗り較べると実感するところ。街中の用途がほとんど、というのならいいが、もしレポーター自身が選ぶとするなら、RSの走りっぷりから類推して、15インチ+ターボの「プレミアムターボ」を選ぶ。
それと外板パネルがキャリーオーバーの新型だが、後席ドア開口の大きさによる乗り降りのしやすさを改めて実感した。その点ではハイトワゴン系にも遜色がない。また新型では先代にあったロールーフが“全適”となり、FF車系の全高は1545mmで、ルーフアンテナはドライバーが扱いやすい位置にある。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★
島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
プレミアムということでクロームメッキの横桟の入った専用グリルや、サイドウインドゥ、ドア下、などにクロームのアクセントが加わり、エレガントなルックス。試乗車はノンターボだったため14インチの写真のアルミホイールが標準だが、「プレミアムツアラー」の15インチの細いスポークや、ホンダアクセスが用意するクラシカルなデザインの14インチ、15インチのアルミホイールも、実際に装着してみればこのクルマには馴染むかもしれない。
室内は革巻きステアリングホイール、革巻きセレクトレバーが備わり、まず感触のよさで上質感が味わえる。さらにプレミアムではインパネの加飾パネルがブラックウッド調となり落ち着いた雰囲気。それとコンビタイプのシート表皮も、ダークグレーの奇をてらわない色調と風合いがよく、幅広い年齢のユーザー(=年配の方でも)馴染みやすい、そんな仕上がりになっている。
装備を見ると、前2座席にシートヒーターが付くのが何といってもありがたい(「オリジナル」の4WD車以上に標準だ)。ほかに電子制御パーキングブレーキ、パーキングセンサー、オートブレーキホールド機能や、安全支援機能のHonda SENSINGといった心強い装備、機能が標準搭載されている。
走りは基本的に快適だ。同日に試乗した「RS」が好印象だったので、それとの比較になるが、パワーユニットの性能差、タイヤサイズの差は、乗り較べると実感するところ。街中の用途がほとんど、というのならいいが、もしレポーター自身が選ぶとするなら、RSの走りっぷりから類推して、15インチ+ターボの「プレミアムターボ」を選ぶ。
それと外板パネルがキャリーオーバーの新型だが、後席ドア開口の大きさによる乗り降りのしやすさを改めて実感した。その点ではハイトワゴン系にも遜色がない。また新型では先代にあったロールーフが“全適”となり、FF車系の全高は1545mmで、ルーフアンテナはドライバーが扱いやすい位置にある。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★
島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
最新ニュース
-
-
高性能4シーターオープン、メルセデスAMG『CLE 53カブリオレ』発売、価格は1400万円
2024.11.22
-
-
-
【ラリージャパン 2024】開幕!! 全行程1000km、SSは300kmの長く熱い戦い
2024.11.22
-
-
-
「GT-R」の技術が注ぎ込まれたV6ツインターボ搭載、日産『パトロール』新型が中東デビュー
2024.11.22
-
-
-
「高いのはしゃーない」光岡の55周年記念車『M55』、800万円超の価格もファン納得の理由
2024.11.22
-
-
-
レクサスのレザーもリサイクルでグッズに、リョーサンがトヨタと共同開発
2024.11.22
-
-
-
50台限定の『ディフェンダー110』発売、アリゾナの自然を表現した「赤」採用 価格は1300万円
2024.11.22
-
-
-
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
2024.11.21
-
最新ニュース
-
-
高性能4シーターオープン、メルセデスAMG『CLE 53カブリオレ』発売、価格は1400万円
2024.11.22
-
-
-
【ラリージャパン 2024】開幕!! 全行程1000km、SSは300kmの長く熱い戦い
2024.11.22
-
-
-
「GT-R」の技術が注ぎ込まれたV6ツインターボ搭載、日産『パトロール』新型が中東デビュー
2024.11.22
-
-
-
「高いのはしゃーない」光岡の55周年記念車『M55』、800万円超の価格もファン納得の理由
2024.11.22
-
-
-
レクサスのレザーもリサイクルでグッズに、リョーサンがトヨタと共同開発
2024.11.22
-
-
-
50台限定の『ディフェンダー110』発売、アリゾナの自然を表現した「赤」採用 価格は1300万円
2024.11.22
-
MORIZO on the Road