アバルト フィアット1000SPバルケッタ・テュボラーレ

1965年1月~1969年1月

アルファ・ロメオではTZの鋼管スペースフレームを手掛け、'59年にアバルトに移籍したのちも多くの名車を残すマリオ・コルッチは、アルファ時代からTZのそれを更に発展させたようなチューブラーフレームのミドシップ・レーシングスポーツカーのアイデアを暖めていた。'60年の750スパイダー・コルサからスタートした連作はワークスのみの小規模な参戦ながら850、1000、1300、1450と拡大を続け、そこで積み重ねられた経験は、遂にこの市販レーシングスポーツ、1000SPバルケッタ・テュボラーレに到達した(テュボラーレはチューブラーを意味するイタリア語)。1000SPはアバルト初の量産スポーツスパイダーであると同時に、同社のプロダクションモデルとしては初のミドシップ車でもある。鋼管スペースフレームに一部補強をファイバークロスで行ない、FRP製ボディを架装するが、その軽量でコントローラブルな操縦性は'60年代後半のレース、特にヒルクライムで大活躍する。エンジンは、元をただせばフィアット600Dに行き着く“ビアルベーロ”ユニットの改良版を積む。他に1300、1600、2000と大きな自社製DOHCエンジンを載せたものも造られるが、これらは同じデザインのボディを持っているものの、搭載するエンジンの排気量によりそのサイズはそれぞれ少しずつ異なる。写真上。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 982cc 2 5速MT フロア MR 2 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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