アバルト フィアット2200・2+2スパイダー・アレマーノ

1959年1月~1960年1月

カルロ・アバルトは、1000ccにも満たない排気量で大排気量車を向こうに回して互角以上の戦いを展開したジャイアントキラーを好んで造ったが、その一方でこの2200スパイダーのような中型グラントゥリズモも造り、御大カルロ本人も愛用していたといわれる。この2200スパイダーはフィアット最大のプレステージサルーン、2100をベースとして、3連装のツインチョーク・ウェバーキャブに専用のマニフォールド、そしてもちろんアバルト・マフラーなどアバルトの名に相応しいチューンが施されていた。カロッツェリア・アレマーノやエレナ製のアルミボディを架装して、高級そうに見えるグラントゥリズモを廉価で発売、“プアマンズ・フェラーリ”などと呼ばれながらも高い人気を得ていた。このスパイダーの他にクーペボディがあり、またフィアットの中型サルーン、1500をベースとして同じコンセプトで製作した1600クーペ/スパイダーもある。しかし、こうしたエレガントな高級グラントゥリズモは、フィアット本社がその市場をカバーしていくに従って、'60年代前半でアバルトの生産ラインから消滅していくことになる。とはいえ、フィアットが自ら発表した2100Sクーペも、エンジンのチューニングはアバルトに委ねられていた。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 2162cc 2 4速MT フロア FR - - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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