1963年にデビューしたジュリア・スプリントGTは、'66年の1600GTV、'68年の1750GTVを経て、'72年に最終進化型2000GTVに発展した。2000ベルリーナと共用となる伝統のアルファ・ツインカムは1962ccとなり132PSまでスープアップ、1750GTVよりも50kgも軽量化されて再び1トンを割ったボディの効果もあってマキシマムスピードは195km/hをマークした。これは、純然たるホモロゲーションモデルのGTAを含む105系ジュリア・クーペの歴史上でも最速のデータである。元はといえば、1290ccからスタートしたエンジンは、ボアを最大限拡大するためにライナーを4気筒一体型とされた。アピアランスについては1750時代と大きくは変わらないが、フロントグリルは伝統の盾が浮き出るように成型された8本の横桟のみで形成されていた。美しいスタイルに4人が充分に座れるルーミーなスペースを両立するなど、ジュリア系クーペの長所は2000GTVにも継承され、更に素晴らしい動力性能をも手に入れた。'74年にニューモデルのアルフェッタにクーペ版のGTが追加されたのちも、2000GTVはアルファ・ロメオ社の最上級モデルとして生産継続された。しかし、'76年アルフェッタGTに2リットル版が追加され、名実共にアルファ・ロメオの主力クーペの座を譲った翌年、遂にラインナップを去ることになった。これは同時に、自動車史に残る名作ジュリア・クーペの終焉を意味していた。
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| グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (名称なし) | - | 1962cc | 2 | 5速MT フロア | FR | 4 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を２輪・４輪を切り替える事が出来る４WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額（地方消費税額を含む）を含んだ総額表示（内税）となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金（除く消費税）、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。