20世紀の自動車史を代表する設計者、ヴィットリオ・ヤーノがフィアットからアルファ・ロメオに移籍後の最初に手掛けたのはP2と呼ばれるグランプリカー、次いで市販車6C1500シリーズであった。1929年にデビューした6C1750は、1926年に発表されたヴィットリオ・ヤーノ初の市販モデル6C1500の拡大版であり、当時の第一線のグランプリカーの設計思想を、いささかの翻訳は加えるものの概ね市販ツーリングカーに再現したものといえよう。6気筒、ベベルギアと垂直シャフト駆動によるDOHC(ベーシック版の“トゥーリズモ”はSOHC)という小型の市販車としては高度なメカニズムが奢られていた。シャシーは、ホイールベース3100mmのトゥーリズモ、2920mmのスポルト/グラン・トゥーリズモ。そして2745mmのスーペル・スポルト/グラン・スポルトの3種で、ボディは前二者にはフォーマルなベルリーナや洒落たカブリオレ/クーペ、後者には軽快なレーシングスパイダーが架装される場合が多かった。6C1750はイタリアンビンテージを代表する傑作との評価を得て、ヤーノが自動車史上最高の設計者の一人とまで称される第一歩となった。※ボディメーカーが多岐にわたり、詳細なスペックも発表されていないため、一部、不明なデータがあります。ご了承ください。
全文を表示する
閉じる
グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
トゥーリズモ | - | 1752cc | 4 | 4速MT フロア | FR | 4/7 | - | - |
グラン・スポルト | - | 1752cc | 2 | 4速MT フロア | FR | 2 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。