アルファロメオ 6C2500

1947年1月~1952年1月

アルファ・ロメオの戦後復興への意欲は目覚しく、1947年に先ず戦後型6C2500スポルトで自動車生産を再開すると、直後にはそのスーパースポーツ版たるスーペル・スポルト(SS)も復活させ、贅を尽くした素晴らしいカロッツェリアボディと共に、未だ戦争の暗い記憶を残す世界のエンスージアストに明るい話題を提供した。6C2500シリーズ最短となるホイールベース2.7mのシャシーに、3基のツインチョークキャブレターで110PSを発揮するシリーズ最強の6気筒DOHCユニットを搭載した。6C2500スポルト/トゥーリズモ同様、あるいはそれ以上のバラエティーに富んだボディは、’30年代からアルファ・ロメオ社との関係を深めていたミラノの名門トゥーリング・スーパーレッジェーラ、そして急速に頭角を現わし始めていたピニンファリーナなど、名だたるカロッツェリアが競って架装したもの。(したがってボディ外形寸法に個体差が多い) 中でも圧巻というべきは’49年にトゥーリングが製作したベルリネッタ/カブリオレ“ビラ・デステ”で、その名の通り同年のビラ・デステ・コンクールデレガンスでグランプリを獲得した。SSは’51年に、そして6C2500シリーズ自体も翌’52年を以ってカタログから去るが、少量生産の超高性能・超高級スポーツカーというコンセプトは、社外の後継者ともいうべきフェラーリによって引き継がれることになる。写真はビラ・デステ。※ボディメーカーが多岐にわたり、詳細なスペックも発表されていないため、一部、不明なデータがあります。ご了承ください。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
SS - 2443cc 2 4速MT コラム FR 2 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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