アルファロメオ 8C2300

1931年1月~1934年1月

1931年に誕生した8C2300は、イタリアン・ビンテージスポーツの傑作6C1750、中でもグラン・スポルトの後継車となるべく同じヴィットリオ・ヤーノの手で造られた、ポストビンテージ初期の最速スーパースポーツである。6C1750時代はスチール製だったシリンダーブロックやDOHCのヘッドは、8C2300ではすべてアルミ製とされ、エンジンオイルの潤滑もドライサンプ化されるなど、随所でグランプリカーの設計がそのまま生かされることになる。2336cc直列8気筒DOHCスーパーチャージャー付きエンジンは142PSを発生、標準モデルでも170km/h、レーシングモデルでは200km/hを優に超えるマキシマムスピードを発揮した。6C1750ではノルマーレ、トゥーリズモ、グラン・スポルトと何種もあったシャシーは、8C2300では2745mmの“コルト(短い)”、3100mmの“ルンゴ(長い)”の2種のみとなり、それぞれトゥーリングやザガート、カスターニャなどアルファ・ロメオと関係の深かったカロッツェリアによるスポーツカーボディが架装された。8C2300からは派出モデルとして、ロングシャシーにザガート、ないしはフィゴーニ・エ・ファラシ製4座ボディを架装、’32年から’35年までル・マン24時間レースで4連勝を達成した“ル・マン”や、通常のショートよりもさらに短いホイールベース2650mmの特製シャシーに、165PSまでチューンアップしたエンジンを搭載したグランプリカー“モンツァ”という2種のバリエーションが生まれ、それぞれ素晴らしい成果を残している。写真はミッレ・ミリア出場車の8C2300スパイダー・コルサ。※ボディメーカーが多岐にわたり、詳細なスペックも発表されていないため、一部、不明なデータがあります。ご了承ください。

全文を表示する

閉じる

グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
ルンゴ - 2336cc 2 4速MT フロア FR 2 - -
モンツァ - 2336cc 2 4速MT フロア FR 2 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

カタログトップへ戻る