アルファロメオ アルファ33

1988年1月~1994年1月

初期のクォリティー問題、二度にわたるオイルショックなどに苦しめられつつも、総生産台数で100万台を超えるヒット作となったアルファスッドだが、発売以来10年以上が経過し旧態化が目立ち始めていた。そこでスッドに代わるニューモデルとして'84年にデビューしたのが33である。33の名は'77年にFIA世界スポーツカー選手権でワールドチャンピオンに輝いた33TT12と同じく、水平対抗エンジンを搭載していることにあやかったものである。最早I.R.I.肝煎りのプロジェクト、というわけでもなかったが、生産工場にはスッド同様、南イタリア・ナポリ近郊のポミリャーノ・ダルコ工場が選ばれた。スッドではインボードディスクだったリアブレーキがアウトボードのドラムに格下げになるなど、スッド時代の理想主義は極力抑えられ、コストや整備性を重視したシンプルな造りとなった。ボディはスッド時代の2/3ドアサルーンは用意されなかったが、5ドアサルーンとテールを延長したピニンファリーナ製の本格的ワゴンによる二本立ての構成となった。また、スッドでは設定のなかった4WDも追加された。'89年には大規模なマイナーチェンジを受けボディ前後に75や164のエッセンスが投入されたフェイスリフトを受ける。また、この際には最上級の1.7リットル版エンジンのみ気筒あたり4バルブでDOHC化され、ややクラシカルながら魅力的なスポーツサルーンとして再認識された。'95年にフィアット・ティーポのプラットフォーム、コンポーネンツを流用したニューモデル、145にスイッチされたが、特に最終期の33・16Vはスッドの血を色濃く引く純血アルファFFサルーンとして、現在でも根強い人気を維持している。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
スポルトワゴン 1.7ie ・4×4 - 1712cc 5 5速MT フロア パートタイム4WD 5 - -
スポーツワゴン1.7-16V 4×4 - 1712cc 5 5速MT フロア フルタイム4WD 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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