アルファロメオ アルファスッド・スプリント

1974年1月~1989年1月

アルファ・ロメオが遂に完成させた初のFF市販乗用車アルファスッドは、低重心の水平対向4気筒エンジン、特にフロントはインボードとされた4輪ディスクブレーキなど、安価なベーシックカーにはもったいないほどに高度なメカニズムが惜し気もなく投入され、その結果この上なくシャープなハンドリングと、素晴らしいロードホールディングを手に入れていた。このスッドをベースに、いかにも伊達なイタリアンスタイルのクーペボディを組み合わせれば、魅力的なライトウェイトスポーツができる、これは極めて自然な考えであろう。こうして、ジウジアーロ率いるイタル・デザインによるボディを纏ったアルファスッドのクーペモデルは、1900時代以来のアルファ・クーペの伝統に従った“スプリント”と名付けられて、'74年にデビューを果たした。元来ベーシックサルーンとしては破格のレベルだったスッドのハイテクノロジー、そしてそれがもたらした高度なハンドリングは、それに相応しい器たるスポーティーなボディを得て更に輝きを増すことになる。エンジンは、細い低中速のトルクという初期型スッドの弱点をカバーすべく、ストロークを延長して1286ccに拡大、76PSのパワーを得た。'81年には前後バンパーをエアダムスカート一体型のウレタン製にするなどのモダナイズを受ける一方、ボクサー4ユニットを更に1490ccまで拡大した“クアドリフォリオ・ベルデ(緑の四つ葉クローバー)”に進化、遂に伊達なスタイルに相応しい動力性能を手に入れた。'84年にスッドが後継の33に後を譲って生産を終えたのちもスプリントは生産を継続、結局'89年まで造られた。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1286cc 2 5速MT フロア FF 4 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

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