アルファロメオ ジュリア・スプリントGT

1963年1月~1966年1月

ジュリア・シリーズでは先行して発売したベルリーナさえも超えるヒットとなり、アルファ・ロメオの歴史の中でも最重要モデルの一つというべき名作、ジュリア・クーペのオリジナルモデル。前年にデビューしたシリーズの基幹車種、ジュリア・ベルリーナに対し、当初クーペは主に財政上の理由で旧来のジュリエッタ・ボディが踏襲されてジュリア・スプリントと呼ばれていたが、イメージリーダーとして、またアルファ・ロメオにとっては最重要問題のレースに参戦するための武器としても、新型クーペの登場は内外から待ち望まれていた。ジュリア・“スプリントGT”は、その建設計画の当初から量産体制を見越した新アレーゼ工場をプレスコンファレンスの場に選んで、1963年9月、世界に向けて高らかな産声を上げた。直4DOHCの1600ccエンジン、5速トランスミッション、4輪ディスクブレーキなどジュリアお得意の最先端技術はもちろんスプリントGTにも投入されたが、このモデルの最大の特徴はベルトーネ・デザインのボディにある。当時まだ兵役に就いていた若きチーフデザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロがその才能を遺憾なく発揮したスタイルは、清楚でエレガントな美しさと、4人が快適に座れるユーティリティーを両立した傑作だったのだ。ジュリア・スプリントGTは、1966年に高性能版のGTVに後を譲ってラインナップから去ったが、このモデルからは4座カブリオレのGTC、レース用のホモロゲーションモデルのGTA、普及型の1300GTジュニアなどが派出した。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1570cc 2 5速MT フロア FR 4 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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