
1963年から開始されたヨーロッパ・ツーリングカーチャンピオンシップ(ETC)は、ヨーロッパの自動車メーカーにとっては生産モデルのプロモーションの場として、非常に重要な地位を占めるようになっていた。モータースポーツへの参加が社是とさえいえるアルファ・ロメオがこの魅力的な舞台を放っておくはずもなく、シリーズの開幕早々から精力的に参戦した。当初コーティナ・ロータスを擁するフォードに押され気味だったアルファ・ロメオは覇権の奪回を図るべく、同社の人気モデル、ジュリア・スプリントGTをベースに大胆な軽量化を図ったエボリューションモデル、スプリントGTAを投入する。軽量化を施したことを意味するイタリア語“Alleggerita”のイニシャル“A”に相応しく、構造的な応力を分担するスカットルやルーフを除く全てのパネル、前後フェンダーやドア、ボンネット、トランクリッドなどは低圧アルミ材に置き換えられ、スプリントGTで950kgあったウェイトは、一説には745kgまでダイエットされたという。アルファ・ツインカムにはツインイグニッション化された新設計のヘッドが与えられ、2基が装着されるウェバーキャブレターもGTの40DCOEから45DCOE14に大径化された。事実上のワークスチーム、アウトデルタによってエントリーされたGTAコルサは、アルファ・ロメオの目論見通り、'66年から'69年までETCで4連覇を果たした上に、北米のSCCAでも大活躍を見せた。'68年にはツインプラグユニットのストロークを縮めた1300cc版、1300GTAジュニアも登場。
全文を表示する
閉じる
| グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A | - | 1570cc | 2 | 5速MT フロア | FR | 4 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。