
アルファ・ロメオ初の小型車として1954年にデビューしたジュリエッタは、オールアルミ製DOHC4気筒5ベアリングという1950年代の常識ではレーシングマシーンに匹敵する驚異的なスペックで、アルファ・ロメオ愛好家のみならず世界中のモータリストを熱狂させ、結果的にアルファ・ロメオ社をイタリア第2位のメーカーに引き上げるヒット作となった。'59年、そのジュリエッタは大規模なマイナーチェンジが加えられ、後期型101系に進化する。アルファ・ツインカムは、前期型750系時代からの懸案だったシリンダーヘッドの強化が加えられ、信頼性と更なるチューンアップの可能性を増していた。また、鬼才スカリオーネが辣腕を振るったカロッツェリア・ベルトーネ製のボディには、新たに同社のチーフスタイリストに就任したばかりのジョルジェット・ジウジアーロが効果的なフェイスリフトを施すことで、迫力とモダーンさが増したアピアランスを獲得している。同様の改良はベルリーナやスパイダーなど他のジュリエッタにも施されたが、これら本流とは別に101系ジュリエッタからは、同じくスカリオーネ・デザインによるベルトーネ製の超空力的ミニチュアグラントゥリズモ“SS”や、戦前以来アルファ・ロメオとのコラボレーションで多くの傑作を残してきたカロッツェリア・ザガート製のレーサー“SZ”などの魅力的なバリエーションが発展、後継ジュリアへの本格的な継承が終了する'60年代半ばまで一大シリーズを形成した。
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| グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (名称なし) | - | 1290cc | 2 | 4速MT フロア | FR | 4 | - | - |
| (名称なし) | - | 1290cc | 2 | 4速MT コラム | FR | 4 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。