1921年から製作された3リッタークラスの高性能ツーリングカー。RLのトップモデルとして1925年に追加されたスーペル・スポルト(スーパー・スポーツ)バージョン。設計を手掛けたのは、もちろん名匠ジュゼッペ・メロージである。直列6気筒4ベアリングOHVエンジンは、RLノルマーレでは2916cc/56psだったが、SSでは時を同じくして追加されたトゥリズモなどと同じくボアを1mm拡大、2994ccから83psを発生する、当時としては素晴らしい高性能を誇るスポーツカーに仕立てられていた。ボディはほとんどが事実上のワンオフで、製作を担当したコーチビルダーはカスターニャのほか、このモデルでカロッツェリア・ザガートとの黄金コンビがはじめて実現している。のちの6Cシリーズや8Cシリーズなど、後任の主任設計者ヴィットリオ・ヤーノが手掛けた歴史的マスターピースたちの陰に隠れがちだが、メロージのRLシリーズ、特にこのRL-SSはイタリアン・ビンテージ初期の傑作として高い評価を受けている。1925年に6C1500がデビュー、1927年から正式なデリバリーが始まったのちも、1928年頃までは併売されたとされる。またRL-SSは、タルガ・フローリオをはじめとするイタリア内外のレースで活躍、若き日のエンツォ・フェラーリも、このクルマで優勝をはじめとする好成績を上げている。写真はスパイダー・グラン・プレミオ。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 2994cc | 2 | 4速MT フロア | FR | 2~4 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
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2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
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保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。