1966年にデビューしたジュリア105系のスパイダーモデル、スパイダー・デュエットは、'68年に1750にスケールアップ、そして'71年には2000ベルリーナや2000GTVと共用の2000にスケールアップが施されて2000スパイダー・ベローチェと呼ばれるようになる。1750時代の'69年には、それまでのロングテールボディからテールを切り落とし、全長も130mm短縮されたコーダトロンカ型ボディとされたが、それはもちろん2000スパイダーにも踏襲された。伝統のアルファ・ツインカムは1962ccとなり132PSまでスープアップ、マキシマムスピードは195km/hをマークした。これは、27年間に及ぶジュリア系アルファ・ロメオ・スパイダーの歴史上でも最速のデータである。一方、'68年に追加された同じボディの廉価版、1300スパイダーも'70年にはコーダトロンカ・ボディが与えられるが、さらに'72年には1600スパイダーも追加、この時期スパイダー・シリーズは3種のラインナップとなった(1300は'77年に廃止)。'72年にアルフェッタが発表、クーペのGTなどのラインナップも登場する一方、105ジュリア・シリーズは相次いでラインナップからフェードアウトしていくが、北米での安全規制のため他のほとんどのオープンカーが死滅しかけていたこの時期にアルファ・スパイダーはモデルチェンジの時機を逸してしまい、このまま'80年代を迎えてしまった。販売実績も降下し、時代遅れの感が否めなくなっていたスパイダーは'83年に再びボディのフェイスリフトを施し、更なる延命措置が図られることとなる。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
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2000ベローチェ | - | 1962cc | 2 | 5速MT フロア | FR | 2 | - | - |
2 | - | 1962cc | 2 | 5速MT フロア | FR | 2 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。