アルビス TA14

1945年1月~1950年1月

第二次大戦後、復興を目指すアルビスが初めて製作した乗用車。ニューモデルとは称されるが、実質的には戦前最後の小型車、12/70に若干のモディファイを加えた折衷型に過ぎない。前後ともリーフのリジッド、ブレーキも機械式という、この時期の常識でも前時代的なシャシーに、直列4気筒OHV1892ccから65psを発揮するエンジンを搭載する。重厚なサルーンのほかにティックフォード製ドロップヘッドクーペも製作されたが、立派な車体に対して1.9リッターの4気筒エンジンはあまりにもパワー不足で、昔日のアルビスの栄光からは程遠いモデルとなってしまった。1950年には戦後アルビスの決定版、6気筒OHV2993ccを搭載する“3リッター”の開祖となったTA21がデビューし、時期限定の耐乏型ともいうべきTA14シリーズはようやく取って代わられた。またTA21の登場と同じ1950年には、主に北米向け輸出用に極めてモダーンなロードスターボディを、TA14シャシーに架装したスポーツカーTB14も発表されたが、アンダーパワーとあまりに醜悪なスタイリングが祟ったのか、僅か1年後には生産中止されている。写真はドロップヘッドクーペ/サルーン/バンデン・プラ・トゥアラー。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1892cc 4 4速MT フロア FR 4 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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