アストン・マーティンを世界有数のスポーツカーメーカーに仕立てた傑作でDB4~6三部作の第一作。極めて有能な一方、自信家でエキセントリックな部分もあったといわれるポーランド系エンジニア、タデック・マレックが前作のDBマークIIIに次いでエンジン設計を担当。そしてシャシーデザインは、非常に穏やかな紳士でありながら熱心なスポーツマン、もちろん優秀なエンジニアでもあったハロルド・ビーチが担当した。3670ccの直6DOHCユニットは'57年に2台だけ製作されたレーシングスポーツ、DBR2でテストされた上で搭載されたもの。2基のSUキャブレターを装着したスタンダードモデルで240PS、トリプルSUの高性能版バンテージで266PSを発揮、本来歯車のメーカーでもあったDB自社製の4速ギアボックスと組み合わされて、'60年代初頭の世界最速車の一つとなった。ボディは'56年にDB2/4シャシー上に架装したワンオフの美しいスパイダーによって力量を認められたカロッツェリア・トゥーリングのデザインで、サルーン(A.M.社はDB2以来伝統的にクーペを“サルーン”と呼んだ)とドロップヘッドクーペの2本立てである。トゥーリング特許のボディ製作法“スーパーレッジェラ”は導入したが、ボディの製作自体はA.M.社のファクトリー内で行なわれた。'58年のデビュー以来DB4はほぼ毎年のペースで細部に改良が加えられ、'63年に生産を終えるまでの5年間にシリーズ5まで発展した。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 3670cc | 2 | 4速MT フロア | FR | 4 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。